目の前の事実と自分にとっての真実との差

 

こんにちは、

カウンセリングルームほほえみの森口です。

いつもありがとうございます。

 

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、自分も人も大切にする力を。

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実際に起きた出来事について、

客観的な事実はひとつ。


でも、

起きた出来事をどう解釈するかで

自分にとっての真実は変わります。

他人から見た事実と、

自分にとっての真実に差が生まれることがあります。

  
解釈の仕方は、

人それぞれで色々なパターンがあります。

  

例えば、

両親が子育て方針の違いからよく言い争いをしていた場合。

客観的に見た事実は、

夫婦の価値観が違うための言い合いで

二人の問題であり、

「二人がお互いの考えを主張し合っている」という

事実があるだけのこと。

  
なのですが・・

  

それを見ている子どもがどう捉えるかは

子どもによって違いがあります。

「子育てのこと=自分のこと」となり、

両親がよくケンカをしているのは、

「自分が良い子じゃないからだ。」

「自分の責任で自分が悪い。」

と捉える子もいます。

 

または、 

争いの原因となる自分はいない方がいい

「自分は存在する価値がない」と、

信じ込んでしまう子もいます。

   

両親の言い争いは、

子どもにとっては切ない気持ちになる出来事のひとつです。

そして、その切ない気持ちになるのは自分が悪いからだ。

となり、

ただでさえ悲しい気持ちがある中で、

自分が悪者になるという罪悪感も発生して、

自分の存在も否定して

辛さは何倍にも膨れ上がってしまいます。

 

この場合、

子どもにとっての真実は、

夫婦ゲンカは両親の問題ではなく、

「自分の責任。自分が悪い。」
「自分はいない方がいい存在。」

これが真実として子どもの心に擦り込まれていきます。

擦り込まれた自分にとっての真実は、

その後の人生の中で折に触れて発動するようになります。

大人になっても。

  
親に限らず不機嫌な人が近くにいるだけで、

自分が何か悪いことをしたんじゃないか?

自分のせいなんじゃないか?

自分はここに居て良いのか?

と思うようになったり、

無価値観や罪悪感など

辛い気持ちになることも増えてしまいます。

  

本来の事実は、

「両親がお互いの価値観の違いを言い合いという形で表している」というふたりの問題。
  
子どもにとっての真実は、

「自分はいない方がいい存在。」
「自分は悪い子ども」

と全く違うことになっていることがめずらしくありません。

 

なぜそういう解釈になるのか・・

その理由は、

そう捉えるしか納得がいかないから、

そう捉えないと心がもっと辛くなるから、

明確な理由がわからずに不安が大きいから、

理由がわからないほうが辛いと感じるから。

などがあります。

 

 

自分を何とか納得させる理由付けとして

その解釈が生まれるので、

自分の心をもっと辛い状況から守る術であり、

その時を生き抜く力でもあります。

解釈の仕方が悪いわけではなく、

そう解釈することでその時を生き抜いた力。

 

ただ、

状況が変わっても  

人は子どもの時の解釈の仕方が身についていて

そのまま生きることが多いので、

大人になっても解釈のパターンは変わらず、

辛い気持ちになることが増えます。

今の状況に合わせて

捉え方も選択肢を増やしていけたら

心のバランスが取れるようになるのだと思います。

 

  
人それぞれの主観によって違いがある自分にとっての真実。

それぞれの持つ価値観や

自分の中にあるフィルターを通して見る、

自分なりの見方が自分にとっての真実になります。

解釈次第で変わってしまうものなのです。

 

 

例えば、

誰かに何かを相談したときに、

「そんなこと気にしなくていいのに」

「あの人はそんなつもりで言ったんじゃないと思うよ」

という言葉が返ってきたとき、

それって自分の気持ちを否定された訳ではなく、

自分とその人との解釈の仕方が違うということなのかも。

 

そんなときは、

「気にしない捉え方ってどう捉えたらいい?」

「そんなつもりじゃないとしたら、どんな意図で言ったと思う?」

と、自分と違う捉え方をする人に

聴いてみるのも一つの方法かもしれません。

 

  

悲観的になることが多い場合は、

客観的に見た事実と、

自分にとっての真実が同じかどうか?

客観視できる人と検証してみるのもひとつの方法です。

 

   
もし客観的な事実と自分にとっての真実にズレがあるとしたら、

自分を辛くさせる解釈がパターン化されてしまっているだけではないか?

事実だと思い込んでいるのではないか?

一度じっくり向き合ってみると気づくことがあるかもしれません。

 

  
パターン化された辛くなる捉え方は、

傷ついた経験から生まれることがほとんどです。

そう捉える自分が悪いのではなく、

そう捉えるしかないような辛い経験をして

まだ心に傷があるということです。

 

傷を癒して、捉え方の選択肢を増やす練習をすることで

辛い気持ちになりやすいパターンから抜け出すことは可能です。

 

今まで信じてきた自分にとっての真実は、

もしかしたら事実ではないのかもしれない。

自分の気持ちが楽になる解釈があるかもしれない。

自分の価値観、捉え方のパターンを見直してみるのも、

自分を救うことのできるひとつの方法です。

 

それは今までの自分を否定するということではなく、

今まで必要だったもので生き抜いてきた自分を十分に労い、

今の自分に合うものを取り入れていくということなのではないかと思います。

 

解釈の仕方を変えなければいけないという訳でもなく、

自分がそうしたいと思ったときに、

向き合ってみれたらいいことなのだと思います。

 

 

 

 

 

 
 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

心理療法カウンセラー 森口瑞恵(もりぐちみずえ) アダルトチルドレン、生きづらさ等から脱出し、人も自分も大切にする方法を身に付けながら、自ら輝き、自分らしく生きる力を発揮するための心理支援をおこなっております。 現在、心身に症状のある方には、身体と心のつながりを大切に考えながら必要なケア方法をお伝えして参ります。