今までとこれから☆自分らしく生きる

 

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。

 

 

過去の経験やこれまでの生き方が

無意識に今の自分に影響を与えていることもありますが、

今を、これからを、どう生きるか、

今の自分が意識的に自由に選ぶことも可能です。

 

 

自分の人生を今までと少し変えてみたいと思う場合は、

無意識に任せてしまうのではなく、

意識して今とこれからを

自由に自分で選ぶ練習をしていくと、

よりよい未来をつくることも

自分らしく生きていくことも可能です。

 

 

普段は自分が思っている以上に

無意識に行動していることが多いので、

意識してやってみることが重要だったりします。

 

 

例えば、

今まで頑張ってやってきたことと、

これからやりたいと思うことが違ってきたとき、

そのやりたいことを始めるために

今までを手放さなければならない場合、

「今までの頑張りを無駄にしたくない」という

気持ちが生じることがあると思います。

 

そうすると、

自分の中に葛藤が生じます。

 

未来へ向かう気持ちを引き留めるものは、

せっかくここまで頑張ってきたのだから・・

あんなにお金かけたんだから・・

長く続けてきたから続けなきゃもったいない・・

せっかく苦労して資格を取ったのだから・・

あんなに時間を費やしたのだから・・

などなど、多くは過去の労力に対するものへの思い。

 

 

たとえ自分で思わずとも、

周りに言われることもあるかもしれません。

「えー!もったいなーい!」

そう言われると

「そうだよなー」と思ったり。

 

 

親に学費を出してもらったりした場合は、

「何のために勉強したの!」と

言われてしまうことも

あるかもしれません。

「そうだよな。親に悪いしな。」と

親の過去の労力に対して

罪悪感が湧くこともあるかも。

 

もちろん、

そういう気持ちがわくのも自然であり

当たり前にあっていい感情。

 

 

ただ、

その感情だけに捉われて、

自分がこれからどうしたいかという

大事な気持ちを無視すると

自分自身が悲しむのも事実。

 

 

過去に消費したエネルギーや時間やお金に捉われて、

そちらに偏りすぎて、

これからの未来を自由に選べなくなるのは辛いです。

 

 

頑張ってきた自分、応援してくれた周りの人、

使った時間やお金などなど、、

それらを無意識に取り戻そうとしてしまう。

 

でも、どれも過去の労力は過去のものであり、

今から取り戻すことは不可能なもの。

使ってしまったものは元には戻りません。

 

もったいないから続けたとしても、

もったいないけど辞めたとしても、

どちらを選択しても

過去の労力はその時のもので変わらない。

 

続けることで取り戻せるような気がしてしまう

というだけのことなのだと思います。

 

このように、過去の回収できないコストに捉われて

未来を自由に選べなくなってしまう状態を

サンクコストバイアスといいますが、

この偏りから抜け出すためには

今までとこれからを分けて考えることが

大事なのかもしれません。

 

今まで頑張ったことや、

かけてきた時間やお金や労力は充分にねぎらう。

そして、その労力は今後どんな選択をしても

取戻せるものではないのだと知る。

そのことを知ったうえで、

これからどうしたいかを自分に問う。

自分の喜びや幸せを求めて

どう行動していくか、自分自身で自由に

選べたらいいなと思います。

 

 

どちらを選ぶにしても、

自分で決めたという実感を持てるような

選び方をすることが大事なのだと思います。

 

 

もし今までを手放す選択をしても、

過去の労力が無駄になったと否定する必要はなく、

あの頃にはあの頃の思いがあった訳で、

やりたいことが変わったっていいし、

今までと違う道を選んでも、

経験したことは自分の糧になるはず。

経験は人生を豊かにするための宝だと思うから。

 

だから、

過去の自分も充分に労ってあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です