自分の気持ちは自分にしかわからない

  

こんばんは、

心理療法カウンセラーの森口です。

ご覧いただきありがとうございます。

  

  

自分の気持ちをわかってもらいたいという願いは、

多くの人が持っているものだと思います。

  

気持ちに寄り添ってもらえたら、
わかってもらえたら、
たとえ現実がかわっていなくても、
少し安心して落ち着くし、
ちょっとだけ気持ちも軽くなって、
救われたような感覚になることもあるでしょう。

  

でも、気持ちは目に見えないので、
どのくらいの大きさで、

どのような感覚としてその人の中に存在しているのかは、

自分以外の人には分かりづらいです。

  

想像して、自分の経験と自分の感情に照らし合わせて分かろうとする。
それもとても大切な力。

想像し、思いやり、理解しようと努力し合う。
大切な人たちとはそういう関係性を築きたいものです。

  

一方で、自分の気持ちを自分で理解し、
ある程度自分の力で自分を楽にするのも大切な力です。

  

自分の気持ちを100%他者にわかってもらうのは不可能です。
それは誰もがそうで、どうにもなりません。

  

ある程度共感してもらえたり、
受け取ってもらえた感覚になれたとしても、
100%同じように感じることは他者にはできません。

  

100%自分の気持ちを分かってあげられるのは、

自分以外にはいないのです。

  

例え同じ経験をしても、

発生する感情の大きさはひとりひとり独自のものがあります。

  
感じる感覚もひとりひとり、

自分だけのものがあると思います。

  
目に見えないので、結局のところわかりません。
結局100%分かるのは自分だけなのです。

  

自分の気持ちを分かってもらえないと感じたとき、

聴いてもらえないと思ったとき、

すごくがっかりしたり、

悲しい気持ちになったり、

絶望的な気持ちになったりすることもあるのではないでしょうか?

  

もしそうだとしたら、
自分で自分の気持ちを分かってあげようとしていないときは、

自分で自分を悲しませていることになるのだと思います。

  

自分のことを悲しませないように、
自分でも気持ちを大切に扱ってあげてほしいです。

  

感情の扱い方や、感情に寄り添う方法を知って、

自己受容の力をつけていくと、

つらい気持ちも消化しやすくなり、
他者にわかってもらえない悲しみも小さくなり、

わかって欲しいという願いも今より小さくなっていきます。

  
傷つくことも減るし、依存もせずにすみます。

  

自分で自分の気持ちに寄り添うことについては、
自分にそんなに甘くしたら
ダメ人間になってしまいそうで怖い。
そう思う方もいるでしょう。
カウンセリングの中でもよく聞く言葉です。

  

でも、そう仰っていた方も、
ダメ人間にはなりません。

  

今までの私のカウンセリング経験の中で、
多くの方を見てきましたが、
健全な自己受容が身についた方で
ダメ人間になった人を見たことがないです。

  

「健全な自己受容の力」というところが
ポイントになります。

  

逆に、
自己受容が深まると、
自己成長が進んでいきます。

  

いつも感情を抑え込んだり、
無視したり、フタをしたりして
辛い頑張りを続けている方は、
感情と向き合って、自分の気持ちを分かってあげようとすることから始めてみると、
苦しさやモヤモヤが軽減し、
うまく回り始めるかもしれません。

  

自分に叱咤激励することも大事だけれど、
自分の気持ちを汲んであげるのも大事です。

  

まずは、
自分の本音に気づく練習、
その感情を受容する練習など、
健全な自己受容の仕方を知って
両方やっていけたら、力をバランス良く使えるようになるのかなと思います。

  

  

感情を受容することと、
その後どう行動するかは
全くの別物です。

  

例えば、
怒りの感情を受容することと、
他者に怒りをぶつけるという行動とは
まったく違います。

  
感情と行動を分けて考えることがとても重要です。

  

感情は受容する。
その上でどう行動するかはしっかり考える。
この二段階が大切。

  
感情と行動をごっちゃにしてしまうと、
人間関係はうまくまわりません。

  

それに、行動には善悪が発生することもありますから、

他者を傷つける行為にならないかを考えることが必要になります。

  

感じることと考えること。
この両方をバランスよく使えるように
力をつけていけたら、生きやすくもなるのかなと思います。

  

わかってもらいたいという願いも、

強すぎると他者との関係性がうまくいかなくなることもあります。

  

自分の気持ちを100%相手に何とかしてもらおうとするのも、

相手も重すぎて大変になってしまうし、

相手次第となってしまう自分も辛いです。

  

自分でも自分を少し楽にする。
他者にも力を貸してもらってもう少し楽になる。

  
そして、聴いてくれてありがとう。助かったよ。と伝える。
お互いそうできたら、より良い関係性が築けるのかなと思います。

  

自己受容の力を養いたい
健全な人間関係を築きたい
つらい気持ちを楽にしたい
他者に依存せずに生きていきたい
満たされない感覚を何とかしたい

  

そう思ったときは、
お声がけいたたけたらと思います。

  

  

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  長野県岡谷市のカウンセリングルームほほえみ

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