性被害について

 

こんばんは、

心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。

 

 

生きる力を根底から壊してしまうこともある性暴力。

 

被害に遭われた方の身体と心に、

恐怖、絶望、無力感、身体的苦痛が

どのくらい発生したかの度合いで、

傷の深さは異なるのかもしれません。

 

なので、出来事だけを見て

傷の深さがわかるものでもないし、

まわりが決めつけてもいけないのだと思います。

 

例えば、「その程度で済んでよかったね。」

などと勝手に決められるものではなくて、

その人自身がどう感じたかが大きな問題で、

その人自身が決めることなのだと思います。

 

周りはその本人の感覚をそのまま受け止めたい。

 

 

中には被害に遭われたご本人自身が、

あの程度の事は性被害には入らない。と

思っている場合もあります。

 

それは自分の心を守るために

出来事を矮小化している場合もあるし、

元々持っている価値観によって、

たいした問題ではないと、思い込んでいる場合もあると思います。 

 

でも実際は、あの程度の事。なんてなくて、

たとえ結果的にあの程度の事だったと思ったとしても、

その瞬間は大きな衝撃やショックを受けていて、

後々の苦しさに繋がっていることが多いのです。

 

その瞬間に確かに発生した感情と感覚は、

無かったことにはできません。

 

恐怖心、無力感、絶望感、身体的苦痛、

これらが同時期に発生するような傷つき体験は、

トラウマとなる確率が高く、

そのトラウマは心にも身体にも残ってしまうことがあり、

残っている傷は手当てしてあげる必要があります。

 

一方的な暴力で下げられてしまった自尊心と、

自分の存在価値を感じられる自己重要感も

ちゃんと取戻していきたい。

 

恐怖を感じるような空気感、嫌悪を感じる距離感、

気持ち悪さや緊張や不快を感じるような

同意のない一方的な故意による行為は、

抱きつかれるとか、触られるとか、痴漢も含めて、

性的な暴力を受けたということになります。

 

自分の本心からの同意が無い状態で行われる行為は

自分が大切に扱われていない状態ですので、

傷つき、力が奪われていきます。

 

飲酒などで思考能力が低下している時や、

知識の少ない年齢や状態などの場合も

同意があったとは言えません。

 

性暴力の恐ろしさは、

被害に遭われた方が、

自分の存在そのものに価値を感じられなくなること、

本来誰もが持っているはずの

生きたいと思う欲求が壊されてしまうことがあること。

 

被害者側には全く責任が無いにも関わらず、

自分も悪かったかもしれないと、

責任を被害者自身が何割か背負ってしまうことで、

更に傷は深まります。

自責や後悔の念はどんな状況でも発生しやすいし、

周りの反応でも起こります。

あの時ああしていれば・・と自分に向く。

だから気をつけろって言ったのに・・と言われて

防げなかった自分にも非がある・・と自分に向く。

自分にも非があり、責任があるかのような

感覚が芽生えてしまいます。  

 

性暴力に限らず、様々な被害にあてはまるかもしれません。

被害者にも非があるような物言いは

どんどん追い詰めることになってしまう。

 

すべての責任は、

恐怖心を与え暴力で支配しようとした相手にあり、

自分にはまったく責任は無かった。

そう思えるように手当てしていきたい。

 

そのためには、

その情報を根気よく伝え続けながら

気持ちに寄り添ってくれる援助者も必要かもしれません。

 

 

 

心身ともに生きるためのエネルギーを奪われる暴力。

ひとりで抱えるには重すぎますし、

ひとりでは自尊心を取戻すことも難しい状態に

なっている可能性もありますので、

まわりの信頼できる人や専門家など、

誰か安心できる人の力を借りてほしいと思います。

諦めずに安心できる場所や人を探してほしいとも思います。

 

 

傷の深さは、出来事の程度ではないので、

自分の本心からの同意がない行為を経験された場合は

自分の心の手当てを考えてみてほしいと思います。  

 

 

パートナーからの性暴力もとても多いのですが、

そのことが理由だとわからないままに、

知らないうちに力が無くなって、

元気がなくなって、

自分らしくいる力がしぼんでしまって、

どうしてそうなったか

本人自身も気づかない場合があります。

 

無理やりの性的な行為というのはもちろん暴力だけれども、

相手が機嫌が悪くなるからしかたなく・・というのも、

本当の意味で自分の同意にはなりません。

選んでいるのではなく、選ばされている感じになっています。

それは、自分の心の力が奪われしまうひとつの要因です。

 

自分の力が弱まっているように感じる場合は、

力を奪われる理由を知って、

自分を大切にしながら、エネルギーを蓄えていこう。

 

「性暴力は身近な問題」の記事はこちら

 

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

心理療法カウンセラー 森口瑞恵(もりぐちみずえ) アダルトチルドレン、生きづらさ等から脱出し、人も自分も大切にする方法を身に付けながら、自ら輝き、自分らしく生きる力を発揮するための心理支援をおこなっております。 現在、心身に症状のある方には、身体と心のつながりを大切に考えながら必要なケア方法をお伝えして参ります。