こんばんは、
心理療法カウンセラーの森口です。
ご覧いただきありがとうございます。
例えば、
不安に苛まれることが多いと感じる場合は、
まずは目の前の現実だけを見てみよう。
今が安全かどうか・・
今、目の前に危険があるかどうか。
今、目の前の現実に見合った感情かどうか。
今は安全な場所にいる。とか、
または、自分で安全を確保できる。とか、
そういう場合は、本来安心しても大丈夫なはず。
安全かどうかというのは
目の前にある現実のことで、
安心は心理状態のこと。
安全=現実
安心=心
目の前の現実と、心の状態、
この二つを一致させてあげよう。
安全なのに安心できない時は、
過去や未来に心が飛んでいってしまっている時。
自分が過去に今まで経験してきた
安心できない状態のときのことが、
消化できずに今も残っている証拠。
何か自分のアンテナにひっかかるような
似たような出来事に出会ったとき、
未消化(未完了)の感情が蘇ります。
恐怖や不安、緊張を強いられていた時の気持ちが
今も自分を苦しめているということになります。
出来事は過去のことでも、
心にとっては過ぎたことになっておらず、
今のことと同じです。
それは何十年たっていても
自分にとっては今のことなのです。
もう過ぎたことなんだから早く忘れなきゃ。とか、
怖がっていないで頑張らなくちゃ。とか、
不安がる自分を認めたくなくて無理やり頑張らせたり、
その気持ちを無かったことにしようとしたり、
気持ちを無視したり、嫌がったり、ふたをしたり・・
そうしようとすればするほど、
置き去りにされた気持ちは暴れます。
不安は大きくなり、自分を追ってきます。
自分の中に確かにある気持ちは、
無視せず、大事に扱ってあげないと自分が傷つきます。
それはどんなに昔の出来事であってもです。
心の痛みは放置しておくと
いつまでも癒えないままなので、
心にとっても過去の過ぎたことにしてあげることが必要です。
そうすると、
現実に見合った感情になっていきます。
正しく不安がるとか、
正しく怖がるということが出来るようになります。
恐怖も不安も大事な気持ち。
その気持ちが無かったら、
自分を危険にさらすことが多くなる。
怖いから慎重になれるし、
不安だからちゃんと準備ができる。
生きるために必要で大事な気持ちです。
ただ、
恐怖も不安も大きすぎると苦しい。
だから、
現実に見合った感情にしていくことが
自分を楽にしてあげることなのだと思います。
出来事に見合わないような
大きな不安や恐怖や緊張を感じるときは
心の手当てを考えてみよう。

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