こんにちは、
カウンセリングルームほほえみの森口です。
ご覧いただきありがとうございます。
「52ヘルツのクジラたち」
久しぶりに一気読みした本です。
●暴力と支配の力の恐ろしさ
●自分の心の声に気づくこと、
心の傷に気づくこと、
心の声を届け
他者の心の声を聴こうとする姿勢、
心の声に気づこうとする姿勢、
それらの大切さと難しさ
●自分がどう行動し、
どう責任を負うかを考えることの重要さ
●人間の持つ生きる力と勇気の凄さ
●他者との境界線を柔軟に保つ力、
両者にとって心地よい距離感を
●人間の残酷さと温かさ
●目に見えないものを見ようとする姿勢の大切さ
などなど・・・
たくさんのメッセージが詰め込まれている感じ。
とても読みやすいけれど、内容は重く深いです。
自分がどう在りたいかをじっくり考えるいい機会にも。
届かない声がある
1番わかって欲しい人にわかってもらえない悲しみがある
それでも、
受け取ろうとしてくれる人
聴こうとしてくれる人
見つけようとしてくれる人は
きっといるのだろうと、
小さな光が見えるような感じもあり・・
そして、
自分自身も、他者の心の声に気づく力、
聴こうとする姿勢、受け取ろうとする姿勢を
養いたいし、持ち続けたいと思うとともに、
自分自身を内省することにもなる本かと・・。
おすすめです。
ドキュメンタリー映画
『いろとりどりの親子』
観たかった映画が
待ちに待って、ようやく配信がはじまりました。
自閉症の子どものいる家族
ゲイの子どもがいる家族
低身長症の子どもがいる家族
殺人を犯した子どもがいる家族
など・・
様々な家族へインタビューしています。
それぞれの幸福と
それぞれの苦悩。
社会との向き合い方
受け入れ方、解釈の仕方
病気としてみるのか
個性としてみるのか
時代とともに変化してきたこと
家族の本質をとは?
「普通」「普通じゃない」とは?
愛するとは?
本当の幸福とは?
などなど・・
いろいろな問いがある映画だと思いました。
映画の中に印象的な言葉がありました。
「愛情と受容を混同していた。
だから自分は親に愛されていないと思っていた」
確かにそうだと思いました。
受容は誰もが持っている欲求のひとつ。
親にそれを求めるのも自然なこと。
でも、
愛していても受容的でいられない時も誰にでもある。
親もひとりの人間なのだ。
ただ、
子どもは受け入れてもらえないと、
わかってもらえないと、
気持ちを聴いてもらえないと、
愛されていないと思ってしまう。
それはきっと、
一番欲している愛情の形だから。
心から安心できることだから。
自分の望むかたちの愛情をもらえなかったとしても、
それは、「愛されていない」とイコールではないかもしれなくて、
愛されてはいたけれど、
欲しい形の愛情はもらえなくて悲しかった。寂しかった。
という可能性もおおいにあるということ。
でも、
それを認めて受け入れるのは
子どもにとってはキツいことでもある。
望む愛情がもらえずに、満たされずに、
深い悲しみを抱えているのだから。
傷を癒して気持ちに折り合いを付けていこう。
「愛されていなかった」から
「実は愛されていた」に変えていくことは、
人生を変えるくらい大きなことだから。
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心と身体のケアを大切にし、
心身のバランスを整え、
自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。
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