こんにちは、
心理療法カウンセラーの森口です。
御覧いただきありがとうございます。
「依存は良くないこと」と、
そう思っている方もいるかもしれません。
自立が善で依存は悪なのか?
自立と依存の関係について
「依存=悪」という訳ではなくて、
生きていく上で、
どういう依存が必要なもので、
どんな形の依存が大切なのか?
逆にどのような依存が苦しくなるのか?
依存の形、依存先、依存先の数など、
中身を見ていくことが重要なのではないかと思っています。
不健全で苦しくなる依存もあるよ。ということだと思います。
依存は自立に必要なもの
そもそも、基本的には、
依存なくして人は生きられません。
なので、
依存と自立は共存するものでもあります。
経済的にも、精神的にも、自立するためには、
健全な依存が必要不可欠であるということになります。
物理的にも精神的にも必要なことで、
今、自分が関わっている人もコミュニティも依存先のひとつ。
人とのつながりを感じられずに
満たされない感覚が増していくと
だんだん不安や孤独感などで辛くなっていき、
モノへの依存になっていくことも。
これらの気持ちの流れは、
自覚していないことが多く、
無意識に移行していくことが多いと思います。
ギャンブルやアルコール、
食べ物、薬などへの依存度が高くなると、
自分の心身も辛くなるし、
周りの人に迷惑をかけてしまったり
つらい思いをさせてしまったりと、
影響が出る場合もあるでしょう。
モノで満たそうとしても
埋まらない部分があるので、
基本的には、
人との繋がりにおいて、
依存先を増やしていくことが
心の安定に繋がるのだと思います。
大切なのは依存先を増やして
分散させること。
居場所だと感じられる人と繋がれる所を探していくこと。
それが自立への道のりでもあると思います。
●居場所がいくつかあると自分で立てる。
●安心して頼れる人が何人かいると、
自分でできることが増える。
●心のよりどころが何ヶ所かあると、自分でできることを増やしていける。
●物理的にはひとりでいるときも、自分はひとりじゃないと思える。
●自分で自由に選び、行動し、結果を受け止めるという精神的自立へと向かっていけます。
●経済的にも自立するためのエネルギーが蓄えられていきます。
依存しないようにすることよりも、
健全な依存先を増やしていくことが
自立への早道なのかもしれません。
自分で立とうとする力
助けを求められる力(頼る力)
両方のバランスをとることが心の安定に繋がっていくのだと思います。
何でもひとりで何とかしようとする。
逆に何でも人に頼ろうとする。など、
どちらかに偏っていると、だんだんしんどくなっていく。
もう頑張れないと思ったり、
人間関係がうまくいかないと思ったり…
つながりを感じられないと・・?
人とのつながりを感じられずに
辛さを抱えていると、
だんだん「誰でもいいから…」と考えるようになり、
それもままならないとモノへの依存度が高まります。
誰でもいいから…
これは結果的に自分を傷つけることになる場合も。
本当は誰でもいいわけではないので、
本当の意味で満たされることもありません。
一時的に満たされた気がしても、
すぐに虚しさや孤独感、罪悪感、自責などが押し寄せることもあるでしょう。
でも、
人はそれだけ「つながり感」を
求めているということなのだと思います。
つながり感とは?
●関心を持ってもらえてる
●大切に思ってもらえてる
●受け入れてもらえてる
●一緒に考えてもらえる
●話を聞いてもらえる
●自分の存在をそのまま受け止めてもらえる安心感と信頼感
そして、
「自分も相手に対して同じように大切にしていく」
それが、つながりを感じられる人間関係ではないかと。
これが感じられないと、とても辛いし満たされない。
モノへの依存度が高まると、
本当の意味では満たされないのだけれど、
「一瞬でもいいから満たされた感覚を味わいたい」
「一時的でもいいから、苦しさから解放されたい」という無意識が働き、
悪循環で抜けられなくなっていくことも。
そういう依存はしんどいです。
後から罪悪感や自己嫌悪に苦しむ人もいます。
モノへの依存度が高い場合は、
依存先を少しずつ移行していく。
依存先が一点集中になっている場合は、
少しずつ数を増やしていく。
少しずつ微調整していくことが重要で、
一緒に考えてくれる人が必要です。
急に止める、我慢する、みたいなやり方では
かえって危険なこともあるので要注意です。
依存のことで悩んでいるとき、
自立したくてもどうしたら良いかわからないとき、
ひとりで何とかしようとすると、
自分を追い詰めることになりかねません。
一緒に考えてくれる人やコミュニティ、
支援者や支援場所などを探すことこら
始めてみるのもひとつの方法かなと思います。
パートナーへの依存
親子、パートナー間での共依存
これらは一点集中で不健全になりやすいし、
共依存は自覚の無いことが多いと感じています。
手のかかるパートナーを選びやすい
尽くすことが多い
いつも大変な思いをしている
など…
「ん?何だかいつも同じ感じだぞ?」
そう思ったときは、
一度自分と向き合ってみると
気づくことがあるかもしれません。
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心と身体のケアを大切にし、
心身のバランスを整え、
自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。
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