こんにちは、
心理療法カウンセラーの森口です。
御覧いただきありがとうございます。
生きていると様々なことがあり、
傷つくこともあります。
その傷の大きさもさまざま。
些細な出来事に思えることでも、深い傷として残ることもあります。
自分にとって、どうなのか?
それが重要なのだと思います。
「普通は…」とか
「他の人だったら…」とか
「もっと大変な人もいるし…」とか
そういうのは関係ありません。
嫌な思い • 辛い思い • 傷ついた気持ち
人にはたくさんの感情があります。
心地よく感じる感情もあるし、
感じるのがキツい感情もあります。
出来事によっては、
嫌な思い、辛い思い、悲しい思い、
屈辱的な思い、惨めな思い、
怖かったこと、罪悪感で苦しいこと、
後悔にさいなまれていること、
自分を許せないと思うこと、
自分のことを無力で無価値だと感じる苦しさ、
耐え難い孤独感、などを感じることもあるでしょう。
それらの辛い気持ちから、
未来への不安や恐怖、絶望なども発生するかもしれません。
それらの重くて大きな感情が、
トラウマとなって残っている場合、
今の自分に何らかの影響を及ぼします。
感情は目に見えないけれど、
今感じている大きくて重い感情も、
形を変えたり、小さくしたり、
手放していくことも可能です。
トラウマについて
トラウマとは、
出来事そのものよりも、
そのときに発生した感情と感覚が
脳にも体にも生々しく残っていて、
今の生活に影響を及ぼすこと。
過ぎたことになっていない感情たちが、
自分の中に未消化のままあり続けている状態です。
たとえば恐怖という感情。
生きるか死ぬかの大きな恐怖を味わったことのある人は、
それがトラウマとなって残っている場合、
今起きる些細なことにも
大きく反応してストレス度が高いです。
他者からも大げさだなぁと怪訝そうに見られたり、理解されにくい。
何に反応するかはそれぞれの経験により違います。
その人の中の恐怖に触れたとき、
体が固まり、パニックになることも。
小さい子どもの頃は、
ひとりでは生きられないので、
親に嫌われる=生きられない
世話をしてもらえない=死ぬ
という、不安や恐怖を本能的に感じます。
これも、生きるか死ぬかの恐怖となり得るのです。
トラウマとなりやすい感情とは?
混乱、恐怖、不安、孤独、恥、
喪失による深い悲しみ、自責、
罪悪感、無価値感、
絶望、無力感など。
重く深い感情たち。
感覚としては、
体も思考も固まる、
頭が真っ白になる
心臓がバクバクする、
胸が苦しい
息苦しい
耐え難い苦痛
気が遠くなるなど。
傷つく出来事はいろいろとあるけれど、
どんな傷つき体験にも、
喪失感や無力感はついてくることが多いと思います。
喪失感とは、
失ったように感じているもの。
自信を失ったり、安心や信頼を失ったり、
昨日までの元気だった自分を失った感覚、
思い描いていた未来を失ったような感覚など。
無力感とは、
傷つくことから自分を守ることができなかった。
どうにもできなかった。
何もできなかった。という、できなかった感。
それにともない、
後悔や自責などの感情もわいてきます。
どうにもできないつらさ
何もできなかった無力感
守れなかった悔しさ
あのとき何かできたのではないかという後悔
なんであのときこうしなかったんだ…という自責
誰にも言えないと思えば孤独でもあるし、
多数対ひとりの感覚があるときは、
孤独やさらされた感の屈辱や恥も発生するかもしれません。
辛く苦しい感情と感覚は
どんどん連鎖して大きくなっていきます。
特に子どもの頃は立場も弱く、
ひとりでは生きられないので、
ただ耐えることしかできない場合も多いです。
なので、
子ども時代の傷つき体験は、
大きな無力感とあきらめ感、
孤独と絶望が根付いてしまうことがあり、
時間が経っても大人になっても
心のエネルギーが蓄えられずに、
しんどさを抱え続ける人もいるのです。
エネルギー不足で出来ないと思うことが多い時、
それをトラウマの影響だと知らずに
今の自分を責めたりダメ出ししたりと、
更に自己否定が深まることもあり、
辛さが膨れ上がってしまう場合も少なくありません。
トラウマのきっかけとなる出来事
トラウマになるのは、
大きな出来事だけではありません。
日常的に繰り返されて積み重なったものや、
何気ない誰かの一言が
自分の中に深く残っていることもあります。
自分の中で過ぎたことになっていないと思うことは、
今の自分に何かしらの影響を及ぼしています。
例えば、
「怖いからこうしとこう」
「悪いからこうしとこう」
「嫌な思いをしたくないからこうしとこう」
「どうせ無理」
「そんなのやっても意味ない」
そう思うことが多いとしたら・・
「人の顔色をいつも気にしている」
「他者が不機嫌にならないよう気を張ってる」
そんな自分がいるとしたら・・
過去の傷ついた気持ちが
まだ自分の中に大きく残っているのかもしれません。
傷つかないように避けることが多くなっていて、
制限が多く自由度も低いので、
自分の幸福度も上がりません。
傷つかないように自分を守っているということでもあるので、
決してダメとか悪いということではないです。
ただ、辛さや苦しさがともなっているなら、
自分を楽にしてあげる術はあるということを
知っていてもらえたらと思います。
過去の出来事をなかったことにはできないけれど、
そのときに発生した感情や感覚を小さくしていくことは可能です。
それがトラウマのケアです。
恐れや不安のベースを緩めて、
今の自分への影響をへらして、
自分を自由にしてあげるのもありです。
影響の大きさには大小があるにせよ、
誰にでもトラウマってあるのではないかなと思います。
自分で自分をケアしていく力は、
いつからでも養えます。
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心と身体のケアを大切にし、
心身のバランスを整え、
自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。
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