こんにちは、
心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。
御覧いただきありがとうございます。
より良い人間関係のために
シンパシーとエンパシー
シンパシーとエンバシーは似ているようで異なるもの。
どちらも気持ちに寄り添うことを指す言葉ではあるのですが、ニュアンスは異なります。
シンパシー(Sympathy)
→ 感情に寄り添うけれど、自分の立場は保ったままなので、上下が発生しやすい。
同情的な視点が入り、人によっては上からものを言われているように感じる場合がある。
エンパシー(Empathy)
→ 相手の立場に立って考え、対等な目線で理解しようとするので、上下が生まれにくい。
嫌な気持ちが発生する確率は極めて低い
シンパシーとエンパシーのイメージとして、
ChatGPTにはこう書かれていました。
とてもわかり易いと思ったので引用させていただきます。
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相手が落ちている穴の上から、
「大丈夫?つらいよね」と同情的目線で声がけをするのがシンパシー
相手の落ちている穴に自分も降りていって、
同じ立ち位置で「つらいね」と共感するのがエンパシー
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自分は普段、どういう前提でどんな姿勢で
目の前の人の話を聞いているだろうか?
また、
誰かに話を聴いてもらった時に何を感じているだろうか?
例えば、
自分の辛さを誰かに話して聞いてもらったとき、
気持ちに寄り添ってもらえて、
少し楽になったり安心できた経験がある人もいると思います。
一方で、寄り添ってもらったはずだけれど、後々何かモヤモヤが残った。
という経験がある人もいるかもしれません。
その違いは、
相手との間に上下を感じたか、
対等な同じ目線を感じたか。
その違いだった可能性も。
上から見おろされているような感覚が芽生えたとき、
同情されている。かわいそうだと思われている。
哀れみを向けられている。
もしそう感じたら、
屈辱的な思いになったり惨めな気持ちになったり、
不快感を覚えたり…何か嫌な感じ、何かモヤモヤ…
聞いてもらったのに何か嫌な気分。
寄り添うような言葉は使われていても、
その人がどんな意識で発しているかにより、
相手への伝わり方は全然違います。
人間関係をより良いものにしていくために役立つのはエンバシーの方の共感。
シンパシーは、
自分の経験や価値観に基づき自然発生することが多いと思います。
自分の潜在意識にあるものが無意識に発動します。
自然なものであり、
決して同情という感情が
悪いものと言う訳ではなくて、
ただ、それを直接相手に向けるのは
傷つけてしまう場合があるということ。
寄り添っているつもりが、
上から目線で同情を向けているだけになってしまっていることがあるのかもしれません。
本当の思いやりや共感とはどういうことなのか?ということを考えたい。
人間関係がうまくいかないと思っている場合、
例えば、
•前は何でも話してくれていた人が、当たり障りの無い話しかしてくれなくなった。
•何だか距離を取られている気がする。
•いつも人が離れていってしまう。
そういう悩みを抱えている場合は、
いつも自分がどんな前提で人の話を聞いているか?
一度確認してみるのもあり。
人間関係をより良いものにしていくためには?
他者の話を聞くときの自分の姿勢をふりかえってみよう。
·•同情的に上から見おろしていないか?
•否定的な返しをしていないか?
•共感よりアドバイスをしてしまっていないか?
•人の話をちゃんと聞こうとしているか?
•自分の話ばかりしていないか?
•相手の話を遮っていないか?
•相手の顔色をうかがってしまい、気を使いすぎてしまっていないか?
•マウントを取ろうとしていないか?
•自分のことでいっぱいいっぱいになっていないか?
などなど…
振り返ってみることで、
何か気づくことがあるかもしれません。
その気づいたことは、
自分が今まで経験してきたことや、
自分の置かれていた環境の中で、
影響受けたものや培われたものが元にあります。
もし何か気づいたことがあって、
改善したいことがあるとしたら、
実践できそうなことは、
どんどん実践して成功体験を積めば良いのだと思います。
例えば、
「否定せずに最後まで話を聞こう」と意識して、それができるのであれば実践。
意識してやろうと思っても、
頭ではわかっていても、
なかなかできないという場合は、
その理由の中のひとつには、
過去からの影響があるかもしれません。
そういう場合は、
自分が生きてきた道のりや
内面と向き合うことで、
過去とのつながりを理解し、
今の自分への影響を小さくしていくことは可能です。
影響が小さくなれば、
実践練習しやすくなると思います。
人間関係をより良いものにしたい
つながり感を感じたい
そう願うときにできることはいろいろあります。
どの人間関係でも聴く姿勢は大切だと思いますが、
子どもの話を聞く親の姿勢は、
結構重要だなと、常々感じております。
子どもの話を遮らずに最後まで聴くって
結構難しいことなのだと思います。
親は途中で絶対何か言いたくなる。
多くの親御さんがそうおっしゃいます。
私もそう。
言わないように我慢していると、
口を挟まないようにすることに意識が向き、
結局ちゃんと聞けてないというパターンもあります。
聴くこと自体も大切だし、
聴くときの態度も重要。
エンパシーを意識して、
聴く練習を繰り返していくと、
様々な場所での円滑な人間関係に
役立つのではないかと思います。
誰にでも自分のものさしがあり、
感情もあるので容易くはないけれど、
自分には無理だと思ったとしても、
過去と向き合うことで解決できることもあるのです。
そう在りたいと意識することが、
人とつながることへの道。
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