こんにちは、
ご覧いただきありがとうございます。
カウンセラーの森口です。
誰にでも傷ついた経験はあると思いますが、
その傷が自分の中で過ぎたことにならずに、
今でも思い出すと嫌な感覚になったり、
辛い気持ちになる場合は、
その傷が今の自分にも何かしらの影響を及ぼしている可能性ありです。
普段は無意識にフタをしている場合もあるので、
自覚が無いこともあるでしょう。
でも、
自覚していようとしていまいと、
人の潜在意識の中にあるものは
大きな影響力を持ちます。
過去の心の傷と今の自分
心の傷となっている感情の中には、
恐怖、悲しみ、怒り、後悔、
罪悪感、恥、孤独感などなど…
たくさんのものがあります。
無力感もその中のひとつ。
傷つき感が発生しているときは、
同時に無力感が発生します。
多くの場合は・・。
カウンセリングを通して
自分と向き合う時間のことを、
こんなふうにお話してくれた方がいます。
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長い間、
「どうにもならない」
「どうにもできない」
そう思っていたことが、
「どうにかできる」
「できるようになっていく」
そういう感覚が芽生えてきて、
変化の道のりを歩んでいる感じ
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どうにもならない
どうせ無理
そんなの意味ない
しょうがない
そう思うときは、
大きな無力感が発生しています。
これは、
感覚、感情の話であって、
自分が本当に無力な人間ということではありません。
あくまで、
無力感という「感情と感覚」を
感じている。ということです。
正確に表現するとしたら、
「自分が無力に思えて辛い。苦しい。」
という感じだと思います。
無力感が発生しているときは、
加えて、
追い詰められるような感覚になったり、
あきらめ感や無価値感も発生している場合が多く、かなり消耗し力を奪われます。
無力感は、
過去の心の傷が癒えないまま
自分の中にあり続けている
トラウマ感情のひとつでもあります。
傷が癒えていないと、
折に触れて様々な場面で湧いてきて、
今の自分に影響を及ぼしています。
エネルギー不足になると特に発動しやすくなるでしょう。
やる気も失せるので、
行動することも減るし、
経験も少なくなっていくし、
成功体験や喜びも減ることになる。
ということは、
傷つくことも減る。
傷つかないように自分を守っている
ということでもあります。
それはつまり、
傷つくことを恐れているということになるのかもしれません。
なぜ恐れるのか?
過去の傷が癒えていないとより強く、
「あんな思いはもう二度としたくない。」と思うから。
無力感を軽減して
本来の自分の力を発揮するためには、
トラウマのケアや、
できた感を増やしていくことや、
一人じゃないと思える繋がりを体感していくなど、
自分と向き合ったり、ワークを取り入れたり、サポートを受けたりしながら、
少しずつケアしていく。
そういう方法があるということを、
知っていてもらえたらと思います。
今の自分への影響
今現在、日常の中で、
・どうにもならない
・どうせ無理
・そんなの意味ない
・がんばっても無駄
・何もできない
・もういい…
・しょうがない
そんな言葉がよく浮かぶとしたら…
自分の中にある心の傷について、
ケアしていくことを選択肢に入れてもらえたら…と、思います。
無力感が傷つき感情として、今に影響している可能性があるかもしれません。
無力感という痛みを感じたくないために、
諦めていることがたくさんあるとしたら?
それも自覚なく、
無意識に自分の中でおこなわれているとしたら?
どう思うでしょう?
無力に思える瞬間があったとしても、
本当に無力な人など存在しません。
無力に思える瞬間が辛くて苦しくて
自分の心の傷となっているのです。
過去の傷
たとえば、
何もできなかった
守れなかった
役に立てなかった
聞いてもらえなかった
信じてもらえなかった
期待に応えられなかった
どうしようもなかった
間に合わなかった
伝わらなかった
そう思ったことがあったとき、
自分はとても傷ついていたかも。
大きな無力感も発生していたかも。
その傷を手当てすることで、
今への影響を小さくしていくことが可能です。
無力感だけではありません。
様々なトラウマ感情に対して
見えない心の傷を手当てしていくことが可能です。
トラウマのケアの中で
大切なポイントのひとつは、
無力感からの脱出。
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心と身体のケアを大切にし、
心身のバランスを整え、
自ら輝く力と、
人も自分も大切にする力を。
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