依存について

 

こんにちは、

カウンセリングルームほほみの森口です。

いつもありがとうございます。

 

何かに依存するとき、

自分の心は

何を望み、何を願っているのだろう?

 

例えば、

耐え難い寂しさを和らげたい

心にある空虚感を埋めたい

ここに居ていいと思いたい

愛されていると実感したい

生きていることの苦しさを緩和したい

満たされた感覚を味わいたい

自分の存在価値を感じたい

自分の感情と向き合うことを避けたい

などなど・・

 

心の奥の方に、

切実に望んでいることがきっとある。

 

何かに依存せずにはいられなくなるような

なにか深い思い。

それを自分が知り、わかってあげる。

それが、

凄く大事なことだと思っています。

 

依存って聞くと、

良くないこと、やめなきゃいけないこと

みたいに思う方も多いかもしれません。

 

もちろん、

何かに依存することで

経済的困難に陥ってしまったり、

深く傷つくことになったり、

身体を壊してしまったり、

誰かを傷つけてしまったり、

自分を責めてしまったりするのは辛いことです。

 

誰かを傷つけてしまったら

その行動は悪になってしまうことがあるかもしれないし、

誰かに迷惑をかけてしまうことで、

更に自責の念や後悔にさいなまれる苦しさがプラスされてしまうことも。

 

だから

依存せずに生きていきたいと願うときは、

その願いを叶えるために

今の自分に出来ることを積み重ねていけたらいいし、

自分の願いを

大事に扱ってほしいと思います。

 

でも、

何かに依存しているときは、

自分の心が壊れないように

バランスを保つためにそれが必要で、

生きるための力を使っているということでもあります。

 

依存そのものを悪と決定づけなくても良くて、

自分の状態を知る一つの要素として捉え、

依存せずにはいられない理由を知り、

その根本を解決していくことが必要なのではないかと思います。

 

「依存は良くないことだから止めなくてはいけない。」

と、ただ我慢して行動だけ止めてみても、

それはただただ苦しくなるばかり。

辛くなるばかり。

長くは続きません。

繰り返すという悪循環にはまってしまいます。

 

根本を知っていくこと、

その部分にアプローチして

我慢ではなく、自然に離れていけるよう、

少しずつ進んでいけたらいいなと思います。

 

依存の対象物がアルコールや薬の場合は、

脳が変化してしまっていることがあるので、

我慢や制限、コントロールが必要になることもあります。

それとともに、

依存せずにはいられなかった理由をしっかり見つめていくことや、

その理由となっている傷を癒していくことも凄く大切だと思います。

 

依存は、

自分の傷を知らせてくれるシグナル。

その傷と向き合う勇気が出せたらいい。

ひとりではしんどい時は

誰かと一緒にできたらいい。

専門家でも身近な人でも

一緒に考えてくれる人を探してほしいです。

 

アルコールに依存している方が、

飲みたくなりやすい時は、

怒っているとき、

寂しいとき、

疲れたとき、

空腹のとき。

 

こういう状態の時は飲みたくなりやすい。と、

自分で知っていることが大事。

そうすると、

対処方法も見えてきます。

 

対処法も使いながら

根本の理由を知り、ケアしていくこと。

この両方を大事にしながら

出来ることを積み重ねていく。

 

依存せずにはいられない状態は苦しいです。

悪ではなくても、キツいことは確かです。

自分を楽にしたい、

依存から脱出したい、

自分も人も大事にしていきたい、

そう願うときは、

自分の気持ちと向き合う勇気を持ちたい。

心のバランスを自分で取れるような

力を養いたい。

 

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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