毒親育ちが親になる / 子どもへの世代連鎖を防ぐために

  

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口です。

御覧いただきありがとうございます。

  

子どもにとって毒になってしまうことを

最初から望んでいる方はいないのではないかと思います。  

  

そうなりたくないのに

どうしてもそうなってしまう、

なぜかそうなってしまう。

  

そうだとしたら、

意識するだけではどうにもできない

無意識の部分、潜在意識の部分にあるものが

影響しているのかもしれません。

  

心の奥にあるもの、

潜在意識にあるもの、

それらの力は偉大なので、

それらを自分の意思でコントロールするのは

至難の業です。

まずは、

潜在意識にアプローチしていくことが必要です。

  

誰にでも、

自分でも自覚していない

潜在意識の部分があります。

  

その部分に注目して気付いていくことから

世代連鎖を防ぐ道のりが始まります。

  

  

毒親とは?

  

過干渉や暴言・暴力などによって

子どもに重圧を与えたり、

親の都合を優先して

子どもをかまわなかったりする親を指します。

(Googleより抜粋)

  

  

具体的には、

・暴言、暴力、ネグレクトなどの虐待行為

・過干渉による自立の阻害

・親の良かれや正しさを押し付ける

・否定が多く認めない

・子どもの考えや気持ちを軽視する

・子どもをバカにしたり笑いものにする

・条件付きの愛情や承認

・親子の精神的役割の逆転

・子どもに愚痴を聞かせる

・子どもの話を奪って自分の話をする

・何でも親が決めてしまう

・子どもの話を聴かない

・子どもにどう思うか?どんな気持ちか?どうしたいか?などの質問をしない

・子どもに関心を向けない

・大人の争いを見せる

などなど…いろいろありますが、

あくまで、これらが常態化している場合です。

  

誰にだって子どもの話を聴く余裕がないときだってありますし、

たまには支配的になってしまうこともあるでしょう。

それが、何度も何度も繰り返しおこなわれると、

子どもにとって毒となりうるということです。

  

  

毒親育ちの影響

  

毒を浴びることが繰り返されると、

その影響が出てきます。

  

例えば、

①自己イメージが否定的なものになる

  

自分は愛されない人間だ

自分はだめな人間だ

自分は人より劣った存在だ

自分には存在する価値も意味もない 

など。

自己肯定感が低くなります。

  

  

②傷ついた気持ちがたくさんあり心に余裕がなくなる。

  

消化出来ていない辛い気持ちは

怒りに変わっていきます。

怒りは外に向くこともあれば、

内に向くこともあります。

他者への攻撃、自分を責めるなど。

  

傷が癒えていないと、

傷つくことへの不安や恐れがベースにあるため、

傷つかないための行動がメインとなり、

行動に制限がかかかかります。

そのため、不自由さや窮屈感があり、

生きづらさを感じます。

  

心に余裕がなく、いっぱいいっぱいになりやすいです。

キャパが小さいという表現をされる方が多いです。

  

  

③自分の前提が否定的だったり、傷つき感や怒りを抱えていたりすると、人間関係や恋愛などがうまくいかないと思うことも多くなる。

  

特に親密な関係性において、影響が顕著に出ます。

パートナー、親友、子どもなど。

親密な関係で支配的になってしまったり、

怒りがコントロールできなくなったり、

自分を責めることが増えたり・・

相手に求めるものがたくさん溢れてきたり・・

感情をぶつけすぎてしまったり、

試すようなことをしてしまったり・・

  

  

④自分の子どもにも同じようなことをしてしまったり、世代連鎖が起きやすい

  

暴力や過干渉など、

支配関係の中で育つと、

支配するかされるか、

勝つか負けるか、

上か下か、

やるかやられるか、

といった価値観がすり込まれます。

  

横並びの対等な関係性、

尊重のコミュニケーションを学べません。

  

新しい価値観を自分の中に取り入れようとしないと、

世代連鎖が続いていく可能性が高いです。

  

「親みたいにはならない。」と、意識的に思うだけでは、

潜在意識にすり込まれたものにはかないません。

  

  

世代連鎖を防ぐためには?

  

自分の子どもに受け継がせたくないと思ったとき、

自分で止めようと思えること自体が本当に凄いと思います。

  

そう思った自分自身を十分に褒めて認めて、

そのうえで出来ることに取り組んでいけたらいいなと思います。

  

  

①毒親の元で育った中での傷つき感や我慢、怒りの感情を小さくしていく

  

自分の中でも過ぎたことにしていく、癒していくこと

心の中に溜まっていたものを減らして、

心に余裕、ゆとりを作ります。

  

②親とは違う価値観を取り入れる

  

無意識にすり込まれているものを意識化して、

手放したいものと持ち続けたいものを選んでいきます。

  

そのうえで、

新しく取り入れたい価値観も選び、

自分のものにするためのワークをしていきます。

  

  

③自分で自分を尊重する、大切に扱う練習をしていく

  

支配されてきた子どもは、

自分を尊重し、大切にするという経験が少ないです。

自分を大切にするとはどういうことか?を知り、実践していきます。

  

  

④尊重をベースとしたコミュニケーションを学ぶ

  

健全なコミュニケーションとはどういうものか?

境界線の概念をを知り、

自分を守る力、他者を侵害しない力を

養うためのワークを取り入れて練習していきます。

  

  

⑤人も自分も大切にするためのトレーニングをする

  

支配ではなく尊重し合う関係性、

話し合う力、

折り合いをつける力、

感情を表現する力、

話を最後まで聴く力

などを、養うための練習をしていきます。

  

  

人間だれしも完璧ではないし、

完璧な親はいないと思います。

子どもを一回も傷つけたことが無いなんて神。

  

ということは、

誰でも何かしらの傷つきはあるのではないかと思います。

毒とまでは思わなくても、

悲しかった、辛かった、そう思うことは

いたって自然なことだと思います。

  

自分の中にまだ残っていると思うことについては、

手当てすることで、今の自分に何かしらの変化をもたらすかもしれません。

  

自分の心の中に在るもに注目してみる時間は、

どなたにとっても大切で必要なことなのではないかと思っています。

  

  

  

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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