ダメな自分が生まれる理由③

    

こんにちは、

訪問心理療法士の森口です。

ご訪問ありがとうございます。

  

    

誰にでも、多かれ少なかれ

攻撃されて傷ついた経験というのがあるかもしれません。

  

攻撃ってなんでしょう?

    

例えば、

仕事でミスをしたとして、

そのミスに対して注意を受けたり、

叱られたりということは当然あるでしょう。

  

  

でも、

そのミスに対しての叱責だけでなく、

その人そのものの存在を否定するような

おとしめるような言葉は攻撃になるのだと思います。

  

例えば、

「だからお前はダメなんだ!」とか、

「使えない奴だ!」とか、

「いなくなってくれ!」

「お前はいつもそうだ」

「みんなが思っていることだ」などなど・・

    

さまざまな言葉があると思いますが、

その出来事に対してだけでなく、

存在そのものを否定されると、

大きな傷になります。

   

   

言葉ってすごい威力なので、

ミスしたことで落ち込んでいる時に、

自分自身の価値や自尊心を下げるような言葉が入ってくると、

「あー自分は役に立たないダメな人間なんだ・・」

というメッセージとして受け取ってしまうことがあります。

    

    

このメッセージは自分の中に自己イメージとして定着し、

ダメな自分を前提として生きることが始まるのです。

    

自分自身が「自分はダメな人」と自分を否定しているので、

それは日ごろの言動や行動に自然に表れ、

その空気は周りに伝わります。

    

    

結果、

周りの人からは、優柔不断な人に見えたり、

自信なさそうに見えたり、下に見られたりと

負の連鎖が始まります。

   

   

そう見られることで、それに沿った扱いを受け、

更に自信を失い、更に自分ダメが強化されます。

   

   

そもそも、

自分がダメな奴だから攻撃を受けたわけではなく、

攻撃によって傷ついたから自分がダメな奴だと思い込んでしまっただけのこと。

    

    

じゃあ何で攻撃を受けたのか。

    

それは、攻撃してくる人自身が攻撃されて傷ついたことがあり、

どう言えば傷つくかを知っている人であり、

自分より弱い立場の人に自分の傷ついた怒りを向けているという不健全なもの。

    

相手が抱えているものであり、相手の問題なのです。

    

攻撃は不健全なコミュニケーション。

不健全なコミュニケーション方法を選んだ相手にその原因があります。

    

    

自分がダメな奴だからじゃない。

  

なかなかすぐにはそう思えないかもしれません。

傷が癒えないと難しかったりします。

    

まずは傷ついた心を手当てして、

思い込んでしまった自己イメージを、

下がってしまった自尊心を、

少しずつ取り戻していこう!

   

  

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