「こころの中に抱えているもの」が今の自分を創る

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口です。

ご訪問ありがとうございます。

 

誰でも少なからず

こころの中にひっそりと抱えている気持ちがあるのだと思います。

 

その大きさはそれぞれで、感じ方も人それぞれで、

その抑圧された感情たちが、

今の自分に与える影響の大きさもそれぞれなんだと思います。

 

ひとりひとり指紋が違うように、

感情も言葉にしてしまえば同じ気持ちも、

似ているように見えても皆違うのだと思います。

 

 

「一生誰にも言わずに死ぬまで自分の中にしまっていこうと思っていた。

でも、最近とても苦しくなる」

「今はまだ話せないこともありますがそれでもいいですか?」

このような問合せをいただくことがあります。

 

その方が抱えている大きなものたちの存在が確かにあり、

その気持ちにはひとそれぞれの種類が複雑にたくさん

絡み合っているのだと思います。

それらが今の自分を苦しめている。

 

例えば、

大きな罪悪感・・自責の念に長年苦しんでいる方もいるでしょう。

深い深い傷を負って、口にするのも辛いと感じている方もいるでしょう。

喪失による深い悲しみが大きすぎてその感情に目を向けないようにしている方もいるかもしれません。

親に対する憎しみと愛情の相反する感情に混乱して苦しんでいる方もいるでしょう。

向き合うと苦しいので、なるべく考えないようにする。意識をそらす。

忙しさで紛らわす。過ぎたことだと自分に言い聞かせる。時間が解決すると信じ込む。

 

そのために、これらの感情はふたをされた状態が続いています。

そのふたは、大きな力で閉めておかなければ漏れてくるので、

無意識に必死に力を入れています。

とても大きなエネルギーを使っていることでしょう。

本来自分がやりたいことなど、自分を喜ばせることに使うエネルギーが

とても少なくなっている状態です。

当然日常は、楽しくない、やる気が起きない、めんどくさいなどが先立ち、

心地よい感覚は得られにくい状態です。

 

そして、ふたをし続けるには大変すぎるエネルギーの大きさです。

いつかふたを抑えきれずにあふれ出し、

様々な症状になって心がSOSを出してきます。

 

自分に影響を与えるほど大きな感情には、時間は全く関係ありません。

何十年たってもその時のまま、そこにあります。

 

心身症や神経症、うつ病などの症状も

そのような過程が原因になっていることがあります。

 

生きづらいと感じる様々な場面もそうです。

人間関係や、仕事、恋愛、いろいろがうまくいかない・・

変わりたいのに変われない。

 

それは過去の経験や環境が

驚くほどに今の自分に影響を与えているものです。

 

身体の手当てや治療と同じように、

心の手当てもとても大切で必要なものです。

ゆっくり少しずつ、

今できる手当てをしてあげてほしいと思います。

自分のために。

 

安全で安心できる場所で

勇気を出してこころの手当てを初めてみてほしいと願います。

 

手当てをすることで、

きっと今より生きやすい未来が訪れます。

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