こんばんは、
心理療法カウンセラーの森口です。
ご覧いただきありがとうございます。
人の行動の97%以上は無意識によるものと言われています。
無意識の中にどんなものが刷り込まれているかで、
ほとんどの行動が決まってくるし、
結果、
どんな現実が起こりやすくなるかも決まってきます。
無意識の中に「自分はダメな人間」が前提としてあれば、
ダメな人としての言動や行動や選択、表情になる訳で、
それは周りの人たちにも当然のように伝わる訳で、
他人からは、自信がなさそうに見えてしまったり、
優柔不断に見えてしまったり、
イライラされやすくなったりと、
現実に起こる出来事の発端を自分が創ってしまうことになりやすいです。
もし、辛い気持ちになることが多くて、
何かを変えたいと思ってカウンセリングを選ばれる場合は、
無意識の中にあるものを見つめていくことになるのですが、
自分の無意識の中にどんなものがあるか、
じっくり向き合ってみるのは勇気が必要だと思います。
例えば、
恐怖で支配されるような傷つき体験がある男性がいたとして、
その時の感情と感覚が消化できずに抱えたまま生きてきた場合、
人と関わることが怖くなったり、人の顔色を伺ってしまったり、
恐怖心を抱えながら生きづらさを感じていると思います。
その経験によって、
「やるかやられるか」という思考が身について
とても攻撃的になってしまうことがあります。無意識に。
また、恐怖心を感じたくないから、
人を貶めることで、自分が優位に立つことで、
恐怖を感じないように自分を守るようになったりします。無意識に。
当然穏やかな気持ちでいられることは少なくなりますし、
人間関係にトラブルが起きやすくなることもあります。
更に、
小さい頃から「男は泣くな!」とか、
「強くあれ!」と言われて育ったとしたら、
恐怖心という感情が湧くこと自体が弱くてダメなこと。
という思考にもなっているかもしれません。
そうすると、
恐怖心を見ないように、無いことにしようとします。無意識に。
自分の感情と向き合うことも、認めることも、味わうことも避ける。
ということが起こります。無意識に。
自分の感情を無視するって、自分を粗末に扱ってるということ。
自分の中にあるものを否定しているということ。
自分のことをダメだと思っているということ。
それは、自分の無意識の中にあり、
自分の行動の97%以上も支配しているのです。
自分と向き合うことは、
それらを見つめ、認め、感じ、許していく事になります。
自分の中にある恐怖心と向き合うってすごく勇気がいるし、
本当の意味での強さが必要です。
でも、それが出来たとき、
今までとは全く違う景色が広がり、
生きやすい未来が訪れるのだと思います。
無意識にあったものと向き合うことで意識化して、
擦り込まれていたもの、思い込んでいたもの、
勘違いしていたものを一旦白紙化して、
新しい思考を取入れていくことが可能です。
自分が望めば何歳からでも出来ます。
そういう方々をたくさん見てきました。
本当に尊敬に値する勇気です。
その勇気が、
本当の意味で自分を大切に扱うということに繋がります。
自分らしく生きる、自分の人生を生きている実感が持てる、
ということにもつながります。
本当の意味で自分を大切に扱えるようになれば、
まわりの人も大事に出来る自分が誕生します。
義務ではなく自然に大事にしたくなる気持ちが生まれます。
人には優しくしなければならない
人には思いやりを持って接するべき
感謝の気持ちを持つべき
というような、そんな義務的なものでなく、
自然にそうしたくなる自分を創ろう。
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