世界中にある性暴力☆生きる力を取り戻そうとしている人たちの姿

  

こんにちは、カウンセリングルームほほえみの森口です。

いつもありがとうございます。

      

※要注意
傷つきやトラウマのある方は、読むことで
しんどくなることがあるかもしれません。ご注意願います。

    

性暴力の動機となっていること

      

性暴力が起きる理由にもいろいろあります。

経済戦争に使われる暴力

侵略戦争時に起きる暴力

災害時に起きる暴力

日常の中で起きる虐待、暴力

  
その時の状況、環境、国、価値観、自分に根付いている思考、

様々な違いはあれど、

どの場合も加害者に「Go」を出しているのは、加害者本人です。
  
      

  

欲求を満たそうとするものもあれば、

戦略的に使われるものもあり、

起きていることは同じでも、

動機が違うことがあるようです。
  

    

共通しているのは、

人を一個人として尊重し、自分と同じ大切な人間なのだと、

そう思えていないということです。

対等に見ていない思考があるということ。

  

「誰にも人権があり、尊厳があり、大切で尊い存在。」

「自分と何ら変わらない、同等の存在価値がある大切なひとりの人間。」

その思考が根付いていたら、

他者に対して人権と尊厳を踏みにじるような

ひどい扱いはできないはずだから。

残酷なことなど決して出来ないはずだから。

他者を軽んじる、同等に見ない、そんな思考が元にはあるのです。
  

    
被害者が加害者になることもあるので、

それはまた少し動機が違ってくるのかもしれない。

支配されて苦しく辛い思いをした

無力だった自分の深い傷を、

支配する側になることで

無力ではない自分を感じたいといった無意識のものもあったり。

様々な複雑な気持ちが絡み合っていると思います。

  

だからと言って、加害行為が許される訳ではないし、

加害者になってしまったら、

被害者に対しての責任は発生するのだから、

加害側になる前に、深い傷を少しでも癒せたらと思います。

  

  

また、権力に屈するしかないような場面もあるのかもしれません。

例えば、

アフリカの経済戦争における性暴力は、

一個人の力は弱くて権力に逆らえず、

自分を守るために他者に暴力を使う場面もあるのかもしれないけれど、

でもその結果、

もっと弱い立場の人たちが取り返しのつかない大きな傷を背負うことになる。

人生が変わってしまう。

加害の責任は決して無くならないはず。

  

  

いつの時代も、どこの国でも、

ずっと無くならない暴力。

  
様々な動機があるとすれば、

どこでも、いつでも、だれでも、

被害にあう可能性があります。

    
アフリカなどの経済戦争が起きる場所では、

赤ちゃんから80代の人まで、被害にあっていると聞きます。

身体の損傷もひどく、何度も手術を繰り返している人もいて・・

そして、長い長い時間を要して心の傷も癒していくことになる。

自分の居場所だったコミュニティーからも追い出され、

身体も心も居場所も大切な人も全てを失ったと話します。

    

被害にあった側に恥を押し付ける風習もどこにでもまだあるのです。

恥を知るべきは加害行為をした側だというのに。

    


そのすべてを失ったと感じていた人たちが、

再び生きようとする力を取り戻しつつある姿を見ました。

想像を絶する道のりだったはず。

大きな傷を負い、大きなトラウマを抱え、

その中で生きようとする力を再び取り戻す力。

本当に大きな力がその人たちの中にあって、本当に凄いと思いました。

  
    
  
身体と心の傷を少しずつ癒していくためには、

支援が欠かせません。

他者の力も絶対的に必要なのです。

  

身体の傷の回復のための支援、心の傷を癒していくための支援、

コミュニティーを追われた人達への経済的な支援、居場所づくり、

生きようとする力を取り戻すためには、必要なことがたくさん。

それも持続的に長期間の支援を要します。

  

安全な人とのつながり、安心できる居場所、

それらが確保されることが希望に繋がっていくスタート。

絶望から0.1%の希望を生み出すことが

すごく大切ですごく難しいことだと思います。

でも、出来ないことではないのだと、

彼女たちの姿そのものが希望だと思いました。

  
 

経済戦争下だけではなく、

暴力の被害にあった人の傷はとても深くて大きいです。
  

身体的苦痛、恥、無力感、無価値観、絶望、罪悪感、耐え難い苦しさ・・

感じる必要のなかったはずの、とても辛い感覚がたくさん発生します。

体にも様々な症状が出たりもします。


それらを癒していくために何が必要か?

トラウマの症状にはどのようなものがあるか?

周りの人が出来ることは何か?


多くの人に関心を持って知ってもらえたら、

二次被害も減っていくだろうと思います。

身近な問題として考えてくれる人が増えていくことを願います。

  

   

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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