いじめ・パワハラ・モラハラ・虐待・DVなどの暴力による支配(コントロール)とその後の影響

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。

 

いじめ、パワハラ、モラハラ、虐待、

DVなどの暴力は、

心にも体にも深い傷を作ります。

 

親のDVを見ていた子どもも同じくらいの傷を受けます。

  
それらの傷は、自尊心を下げ、自信をなくし、

選択肢は狭まり、自分で自由に決めることができなくなり、

自分らしく自ら輝く力を奪います。

  

そして、
自分が嫌われているからだ、いい子じゃないからだ、

自分に原因があったかもしれない、そうされる自分がダメなのだと

暴力の責任を自分が背負ってしまうことが多いです。

  
その環境にいるときは、

攻撃される理由がわからない方が辛いのです。

自分が悪いのだからしょうがない。と思った方が

その時は楽に感じるのです。

その環境を生き延びるため、

自分の心を守るための最善策なのかもしれません。

 心のしくみです。

  
でも、その環境から抜け出した後、
暴力を受けたのは自分のせいだと思ったまま傷が癒えないと、

自分はたいした人間じゃない
自分なんて役に立たないダメな人間だ
自分なんて存在する価値がない人間だ

と信じ込んでしまい、その信じ込んだ自己イメージが、

自分の存在価値そのものを脅かし苦しみが増していきます。

  
人から受けた傷と自分を責める傷の両方が発生し、

とてもとても苦しいです

  

生きるか死ぬかの恐怖を味わったり、

性暴力の被害にあったりすると、

さらに「生きたい」という

本能的な欲求も破壊されるほどの

い傷となる場合が少なくありません。

  
想像を絶する苦しみです。

  

暴力による深い傷つき体験から学んでしまうものとしては、

人の価値を上下で見るようになり、

相手を支配(コントロール)するコミュニケーションの方法を学びます。

支配されないためには支配するしかない。

やるかやられるかなのだ。というような

不健全な思考が身に付きます。

  
尊重や対等といった

健全なコミュニケーションを学ぶことができません。

  
そのため、その後の人生も

生きづらさを感じるものになりやすく、

今度は自分が誰かを支配する側に、

暴力の加害者になってしまうこともあるのです。

  

深い傷を癒すこと、

その時に学んだ思考を学び直すこと、

信じ込んでしまった自己イメージを

本来のものに入れ替えていくこと、

暴力は暴力という方法を選んでしまった人に責任があるという

考えを取り入れていくこと、

暴力に対する責任は自分にはなかったのだと

きちんと知ることなどが、

その後の人生の生きやすさにつながります。

 

 

暴力による傷を癒すのには時間が必要な場合も少なくありません。

でも、どうか諦めずに、ほんの少しずつでも

苦しさが軽減していくために出来ることを

続けられたら・・と願います。

 

  

  

  

 

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