相手に期待するということ☆思い通りにいかない目の前の現実

こんにちは、

カウンセリングルームほほえみの森口です。

いつもありがとうございます。

  

対人関係の中で、

思い通りにいかない現実が目の前にあるとき、

どんなことを考えるでしょうか?

  
例えば、

相手が間違っているから、相手が変わるべきだと思う。

逆に自分が変わろうと思う。

話し合って歩み寄って折り合いをつける努力をしようと思う。

  
などなど、、人によって違うと思いますが・・

  

あるアニメの中のセリフに、

「相手に期待するということは、
相手を支配しコントロールしようとしていることと同じだ。」

というものがありました。

  

相手に期待する。

相手に変わってほしいと願う。

自分の欲しいと思う態度、言葉、行動、成果、結果を相手に求める。

または、自分の正しいと信じていることを相手にも押し付ける。

「こうしろ、ああしろ、それ間違ってる。あなたが悪い。」と。

  
それを繰り返しているうちに、

相手が大切にしている「こう在りたい、これが自分にとって正しい」と信じていることが、

どんどん無視されていくということになりかねないし、

そうすると相手も頑なになって、よけいに関係がこじれてしまうことも。

  

   
自分が正しいと思う理由って何だろう?

ひとつの理由として、

「普通」とか、「常識」などが

入ってくるのだと思います。

  

普通とか常識は、多くの人がそれが正しいと信じていることで、

多数派の意見といった感じでしょうか?

  

「普通」とか「常識」という言葉ではなく、

「多数派の意見」という表現に変えたら、

すこしイメージも違うでしょうか?

  

正しい側と間違ってる側ではなく、

多数派側と少数派側という違いになる場面もあるのかもしれません。

    
では、どちらも一つの考えであって、

正しいも間違いもないとしたらどうするか?

  

アニメの中では、

思い通りにいかない世界が目の前にあるときはどうするのか?

変わるのは自分であり、自分を変えることで目の前の現実も変えようとします。

「思い通りの現実が欲しいのなら、自分が変わる以外に方法は無いのだ。」

という意味のセリフもありました。

  

誰でも自分が正しいと思うことを言っているときって、

それが支配しようとしていることだと気付き難いかもしれません。

でも相手からしたら、

「言うことを聞け」って言われているようにしか聞こえない。

それは相手の意見も気持ちも無視して、

コントロールしようとしていることになってしまう。

  

他者に期待する気持ちは

多かれ少なかれ誰にでもあるだろうし、

それが悪いということではないと思うのですが、

自分の望む世界を相手に作らせようとしてしまっていないか?

支配的な思考になっていないか?は、気をつけたいところ。

  

この世界には、

正しいと間違いがあることも、もちろんあるけれど、

正しいも間違いもなく、ただの違い。ということもあることは確か。

それを忘れないでいたいなと思います。

  

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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