こんばんは、
カウンセリングルームほほえみの森口瑞恵です。
心のエネルギーは生きるために欠かせないもの。
最近気分が低空飛行状態だとか、
やる気が起きないとか、
イライラすることが多いとか、
判断力や管理能力が低下している気がするとか、
自制心が弱まっている気がするとか、
何だか追い詰められている感じがするとか・・
そんな時は、
心のエネルギー不足、欠乏状態かもしれません。
エネルギー不足になる理由について、
原因の一つとして、
過度のストレスが心のエネルギーを奪うことは
間違いありません。
そのストレスにも種類があります。
環境や人間関係、災害や事故など、
外から自分に降りかかってくるもの。
もう一つは、
外から降りかかってきたストレスによって、
その後、
自分で自分にかけてしまう事になるもの。
傷つく出来事により、
無意識のうちに自分で自分に
ストレスを与えるようになってしまうことがあります。
自分で自分にかけてしまうストレス
パターンその①
自分以外の誰かの気持ちを優先して、
今の自分の本音を押し殺して
我慢することが習慣になっている場合。
人に合わせる事が得意だったり、
場の空気を良くしようと頑張ったり、
人の機嫌を悪くしないことが一番大事になっていたり、
人の期待に応えることに必死になっていたり、
人に認めてもらうことが自分にとっての重要事項になっていて、
つらい頑張りを続けていると、
自分がどう思っているかとか、
自分は何が好きかとか、
本当はどうしたいかとか・・
自分の中で自然に発生する
自分自身の存在が無視されてしまいます。
無視されているうちに
感じにくくなっていきます。
どうしたいか、どう思っているか
分からなくなってしまう人がたくさんいます。
それは、
自分の気持ちを感じても、
自分がどう思っているか分かっても
無視されてしまって辛いだけだから、
感じない方が楽になってしまうから。
そして、
自分の持っている本来の力を使えないので、
使わないとその力が弱まってしまう。
でも、自覚がないだけで、
自分を無視して蔑ろにしていることは事実なので、
その結果、
自分に我慢を強いているストレス、
自分が自分に無視されているストレスが
少しずつ蓄積されていきます。
徐々に
怒りが湧きやすくなったり、
自分の人生を生きている気がしなくなったり、
何のために生きているのかわからなくなったり、
楽しくなかったり
心身に症状が出てしまったり・・
辛くなっていきます。
他人の気持ちを考えるって大事なことだし、
それができるのは素晴らしいことです。
でも、自分も大事にしなくては
他人を本当の意味で大事にすることは難しい。
自分もまわりの人も大事にしていきたい。
自分を除外しないでほしいです。
身に着いた習慣を変えたい場合は、
自分を押し殺す習慣がなぜついたのか。
自分の今までの人生と向き合ってみる必要があります。
最初は外からのストレスがあったはず。
人の顔色が重要になってしまった理由があるはず。
自分の気持ちより人の気持ちが大事になった理由。
環境の中での傷つき体験を持っている人もいます。
まわりの人の機嫌を損ねたら安全に生き延びられないと感じた場面。
それが人として正しいことだと教えられた場合もあるでしょう。
親や身近にいた大人の価値観が知らないうちにすり込まれていることもある。
自分の今までの人生と向き合って、
心の手当てをしたり、
経験から学んでしまった思い込みを手放したり、
日常生活の中で出きる練習を積み重ねていくと、
自分で自分にかけるストレスは減っていき、
心のエネルギーの消耗が少なくなります。
次回は心のエネルギーを奪うパターン②です。
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