自分と向き合う勇気を出すために

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口です。

ご訪問ありがとうございます。

 

「きっといつか向き合わなければならない」と、

ずっとどこかで気がかりだったこと、

それが「自分にとってはとても大きなことだ」と、

心の奥でわかっていることがある。

 

漠然としたものだとしても

そのような感覚がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

胸のあたりに、いつももやもやしたような

塊のような

すっきりしないような

自分にしかわからない

抱えていることがあったとしても、

普段はそこに意識をなるべく向けないようにして

月日が過ぎていく・・

 

でも

ときどき、知らないうちに

頭の中をぐるぐるしている時がある。

知らないうちに

考えてしまっている時がある。

 

やっぱり

いつかどうにかしなきゃいけないことなのかもと、

漠然と思いながら、振り払う。

そして、

いつか・・を

なるべく後回しにする。

 

 

無意識にそうしたくなるのは自然なことですし、

できるだけ考えたくないのもまた自然な感情です。

 

だって本当は向き合いたくないんだもん。

だって本音は見たくないんだもん。

できれば無かったことにしたいんだもん。

辛いし、怖いし、嫌だ。

 

放っておく間になくなってくれたら

見ないふりをしている間に

時間が解決してくれてたら

無くなってくれてたら

どんなに救われるだろう・・

 

 

でも、それはなかなか叶うことがないし、

徐々に自分にのしかかってくる。

大きくなってくる。

 

心の奥に封じ込めたはずの気持ちが、

知らないうちに無くなることも、

勝手に解決することもないから。

時間が解決してくれるくらいのことなら

もうとっくに楽になっているはずだから。

 

 

それは、

本当は自分がよく分かっているはずなのです。

 

一生懸命ふたをしようとしている自分がいることを、

どこかでわかっていて

ちゃんと知っているのだと思います。

 

先延ばしにしているうちに、

心身に限界が来て、心身に何らかの症状があらわれ、

嫌でも向き合わざるを得ないような

状況になることもあります。

 

でも、

限界が来る前に、何とか勇気を出すことができたら、

強制終了のようにならずに済むかもしれません。

 

怖れや不安を乗り越えて、

向き合う勇気が出せる時ってどんな時だろう?

 

例えば、

安心できる居場所ができたときや

ひとりじゃないって思えた時に

一番怖かったことと

向き合う勇気が出ることもあります。

 

誰にとっても居場所ってすごく大事で

すごい力を持ってる。

 

家が居場所に思えなかった子ども達は、

信頼できる、安心できる誰かを見つけた時、

そんな場所を見つけた時、

いつか向き合おうと思っていたことを、

怖くてできなかったことを、

やってみようと勇気がでることもあります。

 

それでも、

とてつもない勇気が必要なことなので、

向き合ってみようと思えたことが

本当に素晴らしいことだと思います。

 

崖から真っ暗の谷底に

落ちる覚悟で飛ぶのと同じくらい怖いのですから。

 

自分のために、

自分を大切に扱ってあげようと

思えるようになったということだから。

 

向き合ってみようと勇気を出せたことを

誇らしく感じてほしいと思います。

 

安心して本音を話せる場所。

ホッとできる場所。

お気に入りの場所。

信頼できる人。

安心できる人。など、

 

自分にとっての安全基地を

探すことを諦めずに、

時間がかかったとしても、

ひとつずつ増やしていけたら・・

 

自分のために何かをする勇気も

大きくなっていくのかもしれません。

 

もう一つ例を挙げるとすれば、

勇気を出すために自己受容を深めていくという方法もあります。

これは練習していくことになります。

 

カウンセリングの中で

少しずつ練習して受容が深まっていくと、

勇気が出しやすくなります。

 

そして、少し勇気が出せるようになったら、

向き合えそうなことから少しずつ始めて、

傷ついた心をちょっとずつ手当てすることで、

不安や恐怖が少し小さくなり、

更に勇気が出しやすくなっていきます。

 

 

まだ向き合う勇気が無いけれど、

勇気を出せる自分になりたいという方も、

そのためにできることを知ってほしいなと思います。

 

 

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