不安を強く感じて苦しいときのカウンセリング

  

こんにちは、

心理療法カウンセラーの森口です。

いつもありがとうございます。 

  

  

不安という感情は、

命を守るための感情のひとつ。

  

「安全を確保するために備える」という行動を促すためのもの。

  

とても大切な感情ではあるけれど、

目の前の出来事に見合わないくらいの大きさで感じてしまうのは、

とても辛く苦しいことです。

  

不安を強く感じて苦しいとき

  

耐え難い不安をよく感じる場合は、

心身にかなりの負担がかかるので、

何かしらのケアをすることが大切です。

  

日常生活に支障が出てくるほど

不安が入り込んできてしまうと、

不安障害という診断名がつくこともあり、

ただ耐えて我慢し続けるは危ないです。

  

  

不安を強く感じすぎてしまう理由としては、

  

●子どもの頃に不安を感じる場面が多かった場合。

そしてそれをひとりで耐えるしかなかった場合。

  

●過去のしんどい感情が整理できていない場合。

思い出すと今も辛いことや思い出したくないことが多い場合。

  

●更年期などのホルモンバランスの乱れ

  

●ストレスがかかる環境が続いて自律神経が乱れているとき 

  

などがあります。

  

今の不安と関係ないように思うことも、

過去のことも、

今の自分の感情に影響していることは多々あります。

  

身体側からも、心側からも、

できるケアをしていけたらいいなと思います。

  

  

身体へのアプローチ

  

不安を感じやすい状態になっているときは、

本当に呼吸が浅いです。

  

深い呼吸を意識することはかなり重要。

  

呼吸法もいろいろとありますが、

呼吸筋自体が硬くなっている方も多いので、

呼吸筋のストレッチが役に立ちます。

  

酸素が体中に充分行き渡ると、

腸の調子も整いやすくなり、

腸の調子が整うとセロトニンの分泌にもつながります。

  

セロトニンは安心ホルモンとか幸福ホルモンと呼ばれています。

  

身体側からのケアは、

呼吸やマインドフルネスが役立つかもしれません。

  

心地よい時間が過ごせそうならそれも良しですが、

不安が強いときは心地良さを感じること自体が難しいかもなので。

  

更年期の女性ホルモンの影響が考えられる場合は、

呼吸やマインドフルネスに加えて、

温活や体を動かす、サプリメントや漢方も助けになります。

そのあたりは医師に相談を。

  

  

心へのアプローチ

  

強い不安感は、

身体側からのケアだけでは追いつかない場合も多々あるので、

心側からのアプローチも大切です。

  

心側からのケアについては、

内面と向き合うことになります。

  

何に不安を感じているのか?

どんなときに不安が発生するのか?

  

例えば、

・人にどう思われているのか不安

・見捨てられそうな不安

・一人ぼっちになりそうな不安

・生きていけるか不安

・人とどう接して良いかわからず不安

・自分はおかしいのではないかと不安

・誰も助けてくれないのではと不安

・病気の不安

・仕事の不安

・お金の不安

・未来、将来の不安

・漠然としていてよくわからない不安

などなど・・。

  

不安の要素っていろいろあるけれど、

自分の中にある不安の要素ってなんだろう?

  

感じやすいものは人それぞれ違ったりもするので、

まずは自分のことをよく知ることからです。

これは幼少期に繰り返し感じた感覚が影響していることもあります。

  

わかっているようでいて、

ちゃんと自覚していないことが山ほどあるのが人間です。

  

まずは自分の中にあるものに気づくことから始まります。

  

でも、潜在意識にある重要なものは

自分ではなかなか気づけません。

  

なので、

専門家に質問してもらって、

心の奥に埋もれているものを

意識上に引っ張り上げるための

サポートを得ると気づきやすいかなと思います。

  

実際、カウンセリングの中で、

「自分だけではこんなこと絶対に気付けない」という感想を

いただくことが少なくありません。

潜在意識に埋もれているものは、

とても深いところにあるのです。

  

不安を大きく感じる理由が必ず自分の中にあります。

それがわかれば、

不安感を小さくすることも可能だし、

対処もしやすくもなります。

  

そしてそれは、今までの人生で経験してきた中にあり、

置き去りにされた感情が残っていることが多いです。

  

残っているものは、折に触れて出てきます。

何かのきっかけで顔を出しますので、

無視せずに丁寧に見ていきます。

  

それが自分を大切に扱うことのひとつ。

気持ちを無視されたら悲しいのは自分自身なので。

  

  

最近、

「コロナ明けで不安を感じている人が多い」というニュースがありました。

  

コロナ禍で大学進学と同時にリモートでの講義となり、

サークル活動などもできず、

長い間、人とのつながりを感じられなかった大学生の方達が、

急に対面になって大勢の中に入ることになったり、

就職と同時に他者との関わりが一気に増えたりして、

人との関わりに大きな不安を感じている方がたくさんいるそうです。

  

人とどう接していいかわからない。

人との繋がり方がわからなくなってしまった。

人が怖いし不安だ。という声の数々。

  

これは大学生に限ったことではないだろうし、

とても辛いし深刻な社会問題でもあるかと。

  

不安や恐怖が発生すると苦しいです。

  

その感覚を感じたくないがために、

いろいろを避けるようになっていきます。

どんどん窮屈に不自由になってしまう。

  

行動範囲も狭くなったり、

やりたいことができなかったりします。

  

不自由さも辛いけれど、

どうしても不安や恐怖を回避するほうが優先されます。

  

不安や恐怖は、

命の安全を確保するために必要な感情だから最優先なのです。

  

だから、不安が大きいと勇気を出すことが難しい。

  

まずは自分の内面と向き合って、

必要以上に大きく感じてしまっている恐怖心や不安感を軽減することが必要です。

  

目の前の出来事に見合った大きさにしていきます。

それが心をケアすることになります。

  

  

不安や恐怖を強く感じやすい人の中には、

子どもの頃に身近な大人に対して、

安心や信頼が感じられなかったという人が少なくありません。

  

その場合は孤独感や絶望感も同時にあったりするので、より複雑です。

  

丁寧な心の手当てをしていけたらいいなと思います。

  

  

不安という感情は生きるために必要で大切なもの。

ただ、強く感じすぎると苦しすぎて弊害あり。

正当な大きさで必要な分だけ感じられるように、

脳と心のバランスを整えていこう。

  

  

我慢して耐えていると、

より感じやすくなっていってしまうので、

我慢せずにご連絡いただければと思います。

  

耐える習慣がついてしまっている人も多いです。

もうひとりで耐えなくてもいいんだよ。と、

人の力を借りてもいいよ。と、

自分に声をかけてあげてもらえたら・・と思います。

  

  

ほほえみ カウンセリング メニュー・料金

http://hohoemi-room.org/menu-price

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

ご予約・空き状況について

https://coubic.com/hohoemi-room/650927/express

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

  

  

人気ブログランキングに参加しています。

1クリックの応援、いつも感謝しておりますm(__)m

人気ブログランキング

  

  

カウンセリングルームほほえみ  https://hohoemi-room.org

  

  

  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です