無価値観と罪悪感

こんにちは、

カウンセリングルームほほえみの森口瑞恵です。

ご覧いただきありがとうございます。

     

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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自分に存在価値が無いように感じるのは、

とても辛くて苦しいもの。

          

なぜそう感じてしまうのか?

環境による傷つき体験が大きく影響していることも。

存在を否定されたような感覚になった出来事と

それに伴う感情が手当て出来ていない時。

     

例えば、

  

●子どもの頃に親がとても苦労してるように見えた場合。

親の思いとは裏腹に、

子どもは自分がいるから親が大変で苦労していて、

幸せじゃないのではないか?と

思ったりすることがあります。

自分がいない方が親は幸せなのではないか?と。

子ども自身が自分の存在を否定した瞬間です。

親を思う愛情が元だったりします。

        

●「産まなければ良かった」

「顔を見るだけでムカつく」

「死ね」「使えない奴」

「だからお前はダメなんだ」

「お前にはどうせ無理」など、

存在を否定する言葉や価値を下げるような言葉、

精神的な暴力を受けた場合。

           

●身体的暴力による苦痛を味わった場合も、

「何で産まれてきたんだろう?」とか

「生きてる意味があるのか?」と

存在を疑問視することもあります。

  

性的な虐待や暴力は

生きようとする本能的な力まで奪います。

     

●両親が自分のことでケンカをすることが多かったり、

子どものことでいつも母親が父親に怒られているような場合。

自分がいない方が平和で幸せなのではないか?と

考えることもあります。

     

直接否定された訳ではない場合でも、

存在否定を感じる経験をしていることがあるので、

気づかずにいることも少なくないと思います。

     

心のどこかで無価値感を感じていると、

価値を何とか高めようとしたり、

価値を補うような行動が自然と多くなっていきす。

無意識に。

        

例えば、

  

●周りに認めてもらうために、

がむしゃらに頑張り続ける場合。

ワーカホリックになる傾向も。

  

●他人の価値を下げるような言動や行動をとって、

自分の方が上だと感じることで価値を保とうとする場合。

  

●とにかく大変な状況を自ら作ったり、

自ら多くを背負ってやることを増やしたり、

自ら自分に合わない大変な思いをするパートナーを選んで苦労したり、

自己犠牲感と頑張ってる感を感じることで

自分で自分の価値を保とうとしたり、

他人に認めてもらおうとする場合。

などなど・・

     

価値を補えると思うことなら何でもしますが、

それらは無意識の領域なので、

当人に自覚が無いことがほとんどです。

  

「自分の存在価値を補うためにやってる」などとは

意識していません。

  

人は皆、97%以上が無意識による行動なので

自分のことでも自覚できていないことが山ほどあるのだと思います。

実際に該当する方がこの文章を読んでも、

「自分は違う」と思う人がほとんどかもしれません。

無意識とはそういうものだからです。

     

それに、価値を保とうとするって

多少は誰にでもあるかもしれないですし、

強すぎると偏って苦しくなってしまうということだと思うので、

無意識の中にあるもののバランスが大事なのだと思います。 

  

罪悪感も同じです。

罪を感じているということは、

罪を償うような行動が多くなります。

  

「幸せになっていい」と

自分に許可を出すことができず、

不自由で窮屈な日々を送りがちです。

  

罪にもいろいろあります。

自分がいない方が親は幸せなのではないか?と思った場合は、

自分が存在していること自体が罪と感じる場合もあり、

存在否定が無価値感も罪悪感も同時に発生させます。

それを感じながら生きることは、

とてつもなく苦しいことです。

     

・生きている価値が無いように感じる

・自分の価値が人より低い気がする

・生きてることが罪のように感じる

・「自分は幸せになっていい」「楽しんでいい」と思えない

・しんどくても辛い頑張りを続けている

・どんなに頑張っても、結果を出しても心が満たされない

・頑張ってるのに苦労が多くて報われないと感じる

        

そう感じている方は

心の手当てを考えてみるのも

ひとつの方法かと思います。

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