自分も他者も皆を大切にしながら生きる

  

こんにちは、カウンセリングルームほほえみの森口です。

いつもありがとうございます。

  

劇団四季のミュージカル「アナと雪の女王」を鑑賞して思ったこと。

  

ありのままの自分でいられない辛さ

感情を感じないように自分を殺して生きる辛さ

今のままの自分では人を傷つける悪の存在のように感じる辛さ

自分を否定しながら生きる辛さ

  

どんなに苦しく辛いことだろう?と思って切なくなります。

   

そもそも「大切な妹を守りたい。」

「大切な周りの人を傷つけたくない。」という

純粋な愛情からの温かい気持ちだったはずなのに、

その方法が、自分を否定してひとりで孤独に

心を殺して生きるしかないと、

追いつめられる感じになってしまうことが辛い。

  

  

その真意を知らない妹も辛い。

  
仲の良かった姉が遠くに感じ、

自分との関わりを避けている。

理由がわからないがために傷つくことが出てくるだろうし。

  

  

そして両親も亡くしてしまう。

  

そんな辛くて寂しい長い時間を経て・・・

  

エルサが自分のままでいられる場所で感情を解放できた時の歌は、

思いが伝わって来て、心が揺さぶられました。

ここではまだ、孤独感が大きいだろうし

その思いも相まっている感じ。

  

でも、それが美しさも生む魅力のひとつだとも思います。

孤独感って感情のひとつ。

強く感じるときは苦しいけれど、

大切な気持ちのひとつなので悪いものではないし、

その人の魅力を引き立たせるものでもあるのかも。

  

  

そして最後は、

ありのままの自分も愛せるようになった

エルサの心が温かさを生むという感じでしょうか。

皆とともに生きていく術を見つけて、

今までとは違う生き方を選べたときの

皆で歌う歌にも感動しました。

涙涙でした。

  

あくまで私の個人的な解釈でございます。

  

たくさんの気持ちを感じて、

いろいろと考えられて、

貴重な時間を過ごしました。

  

他者を大切にしようと思うあまり、

知らないうちに自分が犠牲になっていたり、

その逆もあったりと、

人を大切にすることの「人」には、

自分も他者も両方入っていることを忘れないでいたい。

でないと、結局は苦しくなってしまうときが来るから。

  

  

カウンセリングの場でも、

ありのままの自分ではダメだと思ってしまっていたり、

自分には価値が無いと思ってしまっていたり、

自分の気持ちを押し殺して生きるしかないと思ってしまっていたり・・

苦しさや辛い思いを抱えている方も少なくありません。

  

  

そう思うようになった理由として、

傷ついた経験があることは確かなので、

それらの傷を少しでも癒して抱えやすい形に変えていきたい。

  

そして、

ありのままの自分でも大丈夫だと思えるような

安全で、安心感と信頼感が芽生えるような本当の繋がりを

経験していく場所を作っていきたい。

  

繰り返し経験することで、身についていくものなので、

地道に出来ることをやっていきます。

  

  

多くは幼い頃に身についたものです。

幼いころの経験とその経験による辛い感覚、気持ち、

それらから身についた生きる術や定着した自己イメージが

今の自分を形成しています。

無意識の奥の奥にあって、自覚していないことも多いです。

  

  

今の自分に、何がどのように影響しているか?

自分を深く知り、理解することが

これからの生きやすさや豊かさに繋がっていきます。

自分も他者も皆を大切にできる自分にもなっていくと思います。

  

  

自分の無意識の領域に何があったとしても、

悪でもないし、ダメでもないです。

その時その場所で生き延びるために身につけた力だから。

かけがえのない力です。

だから、恐れずに自分を知っていけたらいいなと思っています。

  

  

ただ、それらの中には、

今の自分には生きづらく感じるものもあるかもしれません。

否定的な自己イメージは生きづらさに繋がるひとつです。

幼少期と今の環境が違えば、

今にあった生き方に変えても大丈夫です。

そしてそれは、自分が変えたければ変えられるものです。

  

  

これからどういう人生にしたいだろう?

  

自分は自分でいい。

ここに居ていい。

自分のままで充分に価値がある。
   

そういう自分の前提がキーポイントになったりします。

でも、そう思おうとして思えるものでもないので、

肯定的な前提に変えたいと思うときは、

ワークやトレーニングがどうしても必要です。
  
  

だからと言って、

決して自分の内面を変えなければいけないということではなく、

今までを否定するものでもなく、

ただ、これからの自分の願いを叶えるために、

今は今の自分に出来ることをすれば良いだけ。

「自分で自分を大切に扱ってみよう」ということになります。
  
 

あの頃の自分はあの頃出来ることを精一杯やって生き延びたのだから。

今までの思考も生き方も自分の持っている力。

これから取り入れたいことに取り組むのも自分の力。

どちらも生きる力であり、すごい力です。

変わりたくない時、変えたくない時はそのままでいいのです。

  

タイミング、大切です。

何とかしたいと思ったり、

動いてみようかな?と思ったときが

自分にとってのタイミングかもしれません。

  

そんなタイミングが来たときには

お声がけいただけたら嬉しいです。

  

  

  

  

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、人も自分も大切にする力を。

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