こんにちは、
訪問心理療法士の森口です。
御覧いただきありがとうございます。
人は皆、育った環境や身近にいた大人に多くの影響を受けて、
自分の土台や在り方が無意識に出来上がっていきます。
「経験」と「それに伴う感情」と「その感情からの学び」によって。
例えば
正しく在ろうとする
ちゃんとしようと頑張る
言われたことを守る
いい人でいようとする
嫌われないように頑張る
なぜそう在ろうとするの?
どうしてだろう?
正しくないとどうなる?
嫌われたらどうなる?
ちゃんとしてないとどうなる?
言われた通りにしなかったらどうなる?
いい人じゃないと思われたらどうなる?
何を恐れているのだろう?
人それぞれ今までの経験により、
何かしらの不安や恐れを持っていたりします。
「嫌われたくない」という思い
「嫌われたくない」という思いが全くのゼロという人は少ないのかもしれませんが、
その思いの強さにはかなり個人差があると思います。
「嫌われてもいい」という選択肢がある人とない人でも全然違いますし。
なぜ「嫌われたくない」思いが強くあるのか?
そこには必ず理由があって、
その理由がトラウマとなっていることもあります。
嫌われたくない思いが強いということは、
嫌われることをとても恐れている。ということ。
恐れをベースに人と接するときは、
恐いからこそ気を使うし、
自分を出せないことが増えるし、
萎縮して下手に出てしまうこともあるかもしれない。
恐いと思考も固まりやすくて実力が発揮しづらいので、うまく接することも難しい。
それは相手から見た場合、
気を使われているのがわかって、
相手も気を使ってしまうということが起きがち。
ということは、
相手も自分を出しづらくなっているということ。
自分でいられないとう状態は、
相手にとってもしんどいので、
時間を共有したいとは思いづらい。
加えて萎縮しているように見えると、
無意識に上下関係が発生してしまったり、
自信なさそうに見えたりと良い印象にはなりにくく、
結果、
嫌われたくない気持ちから頑張ろうとしたことで、
かえって嫌われてしまうという本末転倒なことが起きる。
恐れからの行動はあまり良い結果にならないのだけれど、
恐れや不安が大きいとどうしてもそうなってしまうもの。
よりより人間関係を築くためには?
嫌われたくないと思う人が、
より良い人間関係を築きたいと思う場合は、
嫌われることへの恐れを小さくすることが
なにより先決。
嫌われないように気を使って疲れる日々は終了して、
恐れを小さくすることに力を使う。
それが、生きづらさからの脱出にも役立ちます。
恐れを小さくするには、
自分の過去と自分の気持ちと向き合う作業をしていくということ。
人と関わると疲れてしまうという人は、
これまでの自分と向き合うことを考えてみるのもひとつの方法です。
好かれる人とはどういう人か?
恐れからの行動ではない人のほうが
良い印象を与えやすいと言えるかもしれません。
万人に好かれるのはどんな人でも無理でしょう。
でも、
嫌われることへの恐れが小さい人の方が
自分らしくいられるので、
相手も自分らしくいられる可能性が上がり、
疲れないので時間を共有したいと思う。
それは好かれるということになるのかなと思います。
なぜ嫌われたくない気持ちが強くなるのか?
嫌われることへの恐れを強く感じる人は、
傷ついた心が癒えていないとも言えます。
傷ついた気持ちを抱えて、
恐れを感じながら生きている状態は、
かなりいっぱいいっぱいで心に余裕がありません。
心に余裕がないと自分のことで精一杯になりやすいです。
その状態も他者に良い印象は与えにくいと言えます。
それに、
傷つき体験は、自己否定を生むことがあります。
傷が癒えずに自己否定が深まっていくと、
自信がなくなります。
自分の考えや感情にもOKを出しづらくなっていく。
この負の連鎖が更に自己否定を深めることになって、生きづらさが強まります。
自己否定が強まると嫌われることへの恐れも強まる。という流れに。
自分の考えや感情にOKを出せず、
こんなふうに思ってはいけない。
こう考える自分はおかしい。と、否定してしまうのはとても辛いです。
これはドラマの中にあったセリフですが、
「言ってはいけないことはあるけれど、
思ってはいけないことはない」
これは本当にその通りで大切なことだと思っています。
皆と違う気持ちになったとき
皆と違う考えが浮かんだとき
多くの人達 対 自分 という感覚が発生。
「多数 対 ひとり」を感じたとき
自分が間違っている
自分がおかしい
自分だけ変
自分が悪
そう思ってしまうことがあります。
それが繰り返されると、
無意識に自分を否定的に見ることになっていきます。
他にも、
皆と同じ感情になれないことが怖い。と感じることも。
それは、ひとりぼっちの感覚になるから。
孤独感、寂しさがその都度湧き上がるから。
それもとても辛い。
だからこそ、「皆と同じになりたい」「普通になりたい」と願う。
感じ方に正解も不正解もないはずなのだけれど、
辛い気持ちになると、なぜそんな思いをするのかと理由を探したくなるもの。
その答えが自分に向いてしまうことが多いのです。
そしてその答えが真実だと思い込むようになっていく。
こんなふうに思う自分が変なのだ。と。
何故なら、
それは意識的に考えてるというより、
無意識に考えていることが多く、
しかも考えている回数も多いから、
脳にすり込まれていく。
無意識の力はとても強いのです。
傷を癒し、
すり込まれたものを手放し、
恐れを軽減して、
人との繋がりを感じられる自分づくり、
一緒にやってみませんか?
「純粋にひとりの時間が好き」な場合と、
「人と関わるのがしんどい、めんどくさいから、ひとりが楽。ひとりが好き」という場合、
このふたつは全くの別モノなのです。
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