こんばんは、
心理療法カウンセラーの森口瑞恵です。
自分の気持ちって
わかっているようでわかっていないことが
多いのではないかと思います。。
わかっていないというのは、
無意識に感情は湧いているけれど、
しっくりくる言葉で自分自身で表現できるような
明確なものになっていない場合が多いということであり、
それは無意識のまま自分の中でぐるぐるしていて
きちんと意識化出来ていないということでもあります。
例えば、
ずっとモヤモヤしている状態の時。
嫌な気持ちになるような出来事があって
その後ずっと心が重い。何だかモヤモヤする。
その感覚はあっても、
モヤモヤの中に具体的にどんな気持ちがあるのかは、
ちゃんと自分を見ようとしないと
なかなか気づけないものです。
自分と向き合うって、自分に気を配り、
身体の感覚やどんな気持ちが自分の中にあるかを
知ろうとすること、観察すること、なのだと思います。
今の自分の状態にちゃんと気づいてあげることができると、
ぐちゃぐちゃしていた頭の中も整理出来たり、
苦しい気持ちに苛まれる時間が短くて済んだりと、
早く自分を楽にしてあげることが可能。
カウンセリングの中でも、
どんな気持ちとどんな感覚があったのか
ちゃんと気づくことで
自分自身が納得できたり、安心したり、
スッキリしたり、過ぎたことになっていくことが少なくありません。
自分の中にある本当の本音を見つけてあげることが大事。
例えば、
「あいつにあんなこと言われてムカついた。」
それだけで終わってしまうと、
心の奥にある元の本音は見えないまま。
気づいてあげられないまま。
消化できないし、過ぎたことにもならないし、
いつまでも根に持つことになりかねません。
なかなか消化しない時は、
自分の気持ちがちゃんとわかっていない
という場合が多いです。
「あいつにあんなこと言われてムカついた。」
と怒りが湧いたら、
「どうしてあんなに腹が立ったんだろう?」
と自分の心の中を見ようとしてあげると、
何か気づくことがあるかもしれません。
「自分を否定された気がして傷ついたのかもしれない。」
「バカにされたような気がして悔しかったのかもしれない。」
「自分を大事に扱われていないような気がして悲しかったのかもしれない。」
「また傷つくことを言われたら・・とその人が怖くなった気もする。」
などなど・・
様々な思いが元にあって、
それらが怒りになっているのかもしれません。
怒りは二次感情だと言われているので、
一次感情を見つけてあげること、
満たされていない欲求に気づいてあげることが必要。
それは、
自分を理解してあげることであり、
自分の気持ちを汲んであげることに繋がります。
自分の気持ちを分かってあげることは、
自分で自分に母性的な愛情を注ぐことになるので、
自己受容が深まっていきます。
ご相談に来られる方の中には、
自己肯定感が低いとおっしゃる方も多いですが、
最初は肯定しようとするよりも、
まずは受容することから大事にしたいと考えています。
肯定するって良いことについて認めるというイメージ。
受容するって良いも悪いもなくすべてを受け入れるというイメージ。
今のままの自分をそのまま受け入れることが出来るようになれば、
自己重要感が生まれ、自分の存在を否定することなく、
自分を大事にしながら自分らしく生きるための土台がしっかりします。
同時に本当の意味で他人も大事にできる自分になっていきます。
自己受容を深めるためのワークはとっても大事。
日常生活に取り入れて
意識して練習していくことで、
少しずつ習慣化し、少しずつ深めていきます。
最初からうまくできる人なんていないので、
一緒に練習しながら、
自分で自分を助けてあげよう。
自分で自分を助けてあげるってステキ。
カウンセリングに来られた方がおっしゃってた言葉。
素晴しいと思いました。
自分が辛い思いをしていたら、
自分で自分を助けてあげとうとしなければ、
自分が悲しむのだから。
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