感情と感覚のお話

 

こんにちは、

カウンセリングルームほほえみの森口瑞恵です。

ご覧いただきありがとうございます。

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心と身体のケアを大切にし、

心身のバランスを整え、

自ら輝く力と、自分らしく生きる力を。

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誰にでも様々な感情があり、

感情が湧くときは、

何等かの体の感覚が伴うものです。

 

緊張すると心拍数が上がるとか、

呼吸が浅くなるとか、

体に力が入るとか、

じっとしていられないとか、

人によって違いや差があったり。

 

 

恥ずかしいときは、

消えたくなるような、

ここにはいられないような、

耐え難い感覚があったり、

 

心配だと、

落ち着かなくてそわそわしたり、

居ても立っても居られない感覚になったり。

 

 

今までたくさんの方のお話をお聴きしてきて、

感情が湧いたときの体の感覚は

人によって本当に様々で違いがあることを実感しています。

 

体が引っ張られるような感覚、

足の裏から何かもやもやしたものが出ているような感覚、

胸をナイフでえぐられるような痛みの感覚、

呼吸がうまくできないような息苦しさ、

胸に大きな塊があってすごく重い感覚、

体に力が入らないような感じ、

その場にいられないようないたたまれない感覚、

おでこのあたりにもやもやがある感覚、

手に力が入って、頭が熱くなるような感覚

身体のある部分がひどく痛むような感覚、

などなど・・

 

挙げればきりがありませんが、

それぞれの感覚にはそれぞれの感情があって、

人によって感覚自体に違いもあれば、

ご本人にとってしっくりくる表現の仕方が違うこともあります。

 

それらの感情や感覚は、

自分である程度消化したり、

コントロールしたりすることが可能だと考えています。

 

そのためにはもちろん、

自分で意識したり、

練習したりすることが必要なのですが、

まずは、きちんと気付いて自覚することが大事。

 

気付いて自覚することができれば、

次にその感情をどう扱うかを決めることもできます。

 

無意識のまま感じ続けていると、

いつまでもぐるぐると自分の中にあり続けて、

自分の心身のエネルギーが奪われてしまいます。

 

自分の内面でなにが起きているのか、

自分のことを意識的に知って、

知ったことを受け取っていきたい。

 

辛くて感じたくないような感覚だとしても、

観察して具体的に知っていくことは、

自分を大事に扱うことにもなります。  

もちろん、自分自身のタイミングでOK。

 

嫌な感覚が発生したとき、

それに気づいて自覚し、

気付いたら観察してみて、

その気持ちや感覚に寄り添う。

 

自分で自分に寄り添うとは、

発見した感情や感覚を善悪でジャッジせず、

ただ在るものとして、在っていいものとして、

それらの感情を自分の外に出していくことや、

感覚と感情を受容していくこと。

 

 

辛いときに誰かの力を借りることも大事。

自分で自分の気持ちに寄り添って、

自分で自分を楽にしてあげることも大事。

 

人に力を借りられるのも生きるために大事な力。

自分で自分に寄り添うのも生きる力。

それらの力を使うことで、

苦しい感情も感覚も小さくすることが可能です。

 

自分で自分に寄り添うことの練習は、

地道に根気よく続けていくことも必要で、

徐々に自分のものになり、習慣になり、

苦しさやしんどさが軽減されていきます。

 

生きていると、

様々な出来事があります。 

 

出来事自体は過去になっても、

感情や感覚は過去のことになってくれない場合がたくさんあります。

それはとても苦しい。

 

感情も過去のものにしていくこと、

自分の中で過ぎたことになっていくことは、

自分を楽にしてあげることであり、

自分を大事に扱うことの一つでもあります。

 

辛い記憶、思い出したくない出来事、

なるべく考えないようにしていること、

などなど・・があり、

ぐるぐる同じことを考えてしまう辛さ、

不安や恐怖や罪悪感で自分の行動が制限されて、

不自由さや窮屈さを感じてしまう辛さ、

人に気を使いすぎて疲れる辛さ、

それらの生きづらさを感じている場合は、

自分の中にある感情や感覚と向き合うことを

考えてみてもらえたらなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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